番外編:実を言うと、
ハルカです。
先日、髪を切ろうと思い立ち、美容院へと向かいました。ガッキ―の写真を見せながら、
「同じ髪型にしてください」
その注文通り20cmほど切ってもらうことができましたが、いざ仕上がると、ガッキ―ではなく明らかにちびまるこちゃん。少し残念ではあるものの、首元をすっきりさせることができたので、まあ問題なし。
しかしながら、図らずも2年ほど前の髪型とほぼ同様で、自分でも驚くばかりでした。そして、その当時何をしていたかをふと考えると…
中国にいました。
これまでブログ内で触れたかどうか定かではありませんが、ハルカは大学在学中、中国へと留学していました。そしてここ数週間、入れ歯屋の社内でも「中国」の言葉がしばしば飛び交うようになったことも重なり、自分の留学生活を改めて思い返すように。驚くほどの指令を受けている今振り返ってみても、濃密な時間であったと感じるほど、さまざまな出来事に巡り合った一年間でした。
そこで、今回は番外編と称し、留学中の何気ない様子を記事にしようと考えました。現実感を出すべく、当時のfacebookの投稿をそのまま出してみる作戦です。手抜きではありません。
*
2015年6月3日 北京市
いまさっき自転車で学外まで出かけて行ったのですが、目的地に到着する直前に自転車のチェーンが外れました。
実を言うと、ここ最近は頻繁にこんなことがあったのですが、すべて学内で起きていたために、即座に直してもらっていました。学内あちこちに自転車屋さんがあります。
しかしながら今回は学外。自転車屋なんてどこにあるかわからないし、歩いて大学まで戻るのも少し悩む。自分でいじってみたものの、手が汚れるだけで何も変わらぬ。
そんなこんなでいろんな人(近くを通った人)に頼んだ結果、そのへんの警備員が直してくれました。
谢谢!
と大声で放ち、その場を離れた数秒後…
なんと、漕いでも漕いでも進まない。若干パニック。
すると、テンパる私の元に一人の男性が。なんでも、後ろ側のチェーンも外れていたらしく、サササッと直してくれました。
結局その後、無事に自転車で帰路に着いたわけです。
中国人、なんだかんだでみんな優しい。北京に来てからというもの、本当に人に恵まれて生きているハルカです。
自分も、他の人に親切を分けていけたら、世の中いいことだらけになれそう。
そんなことを考え、寮まであと約10メートルとなったその時。またチェーン外れちゃいました。
この調子でいくと、留学を終えて帰国する頃には自転車マスターになれるかも。
*
結論から申し上げると、この出来事の根源には「緩んだチェーン」がありました。
自転車のチェーンを新しくしてからというもの、同様の被害は全く起こらず、ハルカは自転車マスターとなることなく帰国したのでした。
<つづく>
おいしく食べたい!
ハルカです。
先日、タイでも有名だというチキンライスのお店へ行ってきました。初めてのチキンライスでしたが、お肉もタイ米も、一緒に出された冬瓜スープもすべて、思っていた以上の美味しさ。そのお店は、共にタイへと来ているオヒゲさんのリクエストによるものでしたが、そのおいしさは、これまで日本や他アジア圏にてありとあらゆるチキンライスを食べつくしてきたオヒゲさんも褒め称えるほど。
紹介してくれたポン先生には、本当に感謝がつきません。
タイにて残されたミッション、残るは患者さんへの入れ歯のセットとなりました。
前回の出張時の反省から、「患者さんがもし来なかったら」のケースに至るまで、行動パターンを考えて臨みました。とは言っても、予定通りに患者さんが来てくれることを祈るばかりです。
13:00
イッポンばあちゃん来院。
私ハルカの顔を覚えていてくれたようで、顔を見せると「ああー!」と声を上げていました。ハルカ、うれしい。
13:30
カムバックばあちゃん来院。
「この入れ歯、痛くないね!いいよこれ、いい!」
高めのテンションで感想を伝えてくれます。
ハルカ、さらにうれしい。
もともと立てていたスケジュールでは、患者さんへのセット後、夕食を共にし、食べてる姿を映像に収めようと考えていました。
しかしながらいざ診療を始めると、いずれの患者さんもピッタリ合っているとのこと。ハルカの予想を大きく上回り、セットもインタビューも、その他お手入れに関することなどの説明もあっさり終了。
その時点で時刻は14:30頃。
一緒に夕食へと向かえるはずもありません。しかし、患者さんが実際に食べている姿はどうしても撮りたいと思い、急遽スーパーマーケットへと走ります。
ナッツ、おせんべい、つくね串、さらにはイカのするめに至るまで、ありとあらゆる食材を購入してクリニックへ。比較的食べることが容易そうなナッツから食べてもらうと…
驚くほどにバリバリぼりぼりと食べていくではありませんか。そして2人とも口々に
「いたくないね、しっかり噛めるよ。」
「この入れ歯いい感じ!」
と非常にうれしそうな表情を見せてくれました。
アルバイト等を通し、入れ歯屋とかかわることはこれまで多くありましたが、新たにコンフォートにした患者さんの感想や表情を直接伺う機会は、今回が初めてでした。
やはり、柔らかい入れ歯・コンフォートは裏切りません。
なんとかかんとか、第二次タイ出張もミッションコンプリート!
<つづく>
やればできる!
ハルカです。
昨日バンコクへ到着しましたが、離陸の段階から1時間半ほど飛行機が遅れを見せ始め、結局深夜2時頃に入国。眠い目をこすりながらホテルへやってくると、ホテルのWIFIサーバーがダウンしており、使えないとのことでした。「ま、いっか」と思いつつシャワーを浴びると、お次はドライヤーが使えないという事態に。正確には、温風が出てくるものの、15秒ごとに切れ、その後1分間放置したのちに再び15秒間使うといった、よくわからない系ドライヤーでした。
さて、開始早々先が思いやられるようなスタートを切った第二次バンコク出張。
いざ蓋を開けてみると、「やればできる!」との心持ち次第だと感じます。
そう思った出来事その一。
まず、本日はポン先生とのミーティングから幕を開けました。
前回のブログにて、(社長からプレッシャーをかけられつつ)ポン先生への交渉という指令を受けた点について少し触れましたが、早速その話を持ちかけることに。
もちろん、プレッシャーからの不安もありますが、それ以上に不安材料として挙がったのは、
英語
でした。
普段、ポン先生とは英語でコミュニケーションをとっていますが、基本的にはメッセージのやり取りのみ。メッセージとなれば、英語であったとしても、確認をしつつ・考えつつ言葉を送ることができます。一方、ビジネスの場面で英語を用いて相手に伝えるということは、これまで全く経験したことのないものでした。
社長からの指令が下った段階で覚悟していたことではありましたが、実際のところは不安不安不安。
そしていざ、決戦のとき。
レジュメを握りしめ、さらには、不安をぬぐい消すかのように作成したアウトライン兼スクリプトを手に、ポン先生へと挑みます。
話し始めると、アウトラインなど見る余裕などこれっぽっちもなく、「話があちらこちらへ左右している」とわかっていながらも、言葉選びに必死で簡潔にまとめることはできず仕舞い。
とにかく、こちらの意図が伝わっているかどうかを都度都度確認し、ゆっくり時間をかけて説明すること約1時間半。日本語であれば15分ほどでまとめられたはずの内容にもかかわらず。
そして、全体を通してのポン先生からの反応は、
「Okay!」
予想以上にあっさりと受け入れてもらえ、逆にこちらが拍子抜けしてしまうほど。開始前は、あれほど不安に駆りたてられていたポン先生とのミーティングも、終わってから振り返れば、「ぎりぎり乗り越えたな、自分。」と思うことができました。
もちろん、未熟な点はまだまだ数え切れないほど多くあります。且つ、今回私が実行したことが、決して褒められるようなことではないのも事実。しかしながら、「やってみれば、思ったよりかはいい方向へまとまったじゃん」と自分自身で気づくことができたのは、新たな発見だったと感じます。
そしてポン先生とのミーティングも終了し、残されたミッションは、患者さんへの入れ歯のセット。
前回タイへと出張へ来た際、公園で患者さんを探し出し、クリニックへ招いたところ、4名中2名しか来院しないという事態に見舞われました。今回は、入れ歯を渡す段階。さすがに来るだろうと思いつつ、もし来なかったら?という不安が再度よぎります。
…大丈夫かなあ?
<つづく>