チクチクプレッシャー
ハルカです。
一か月ほど前、シルバニアファミリー展へ行ったところ、見たことのない真っ茶色のファミリーが仲間入りしていました。ハリネズミファミリーだそうなのですが、残念ながら、個人的にはあまりかわいいとは思えず。
引用元: シルバニアファミリー公式サイト
さて、久しく触れていなかったタイの企画ですが、その後入れ歯が完成し、お届けする日程が決定しました。
明日、いってきます。
正確には、明日の深夜に現地へ到着し、4月30日に患者さんの予約となりました。ゴールデンウィークということもあり、航空券・ホテルともに、お値段の張る出張。これらの予約時には、入れ歯屋の経理様に泣く泣くお願いをし、なんとか準備をすることができた非常に貴重な第二次タイ出張です。
ちなみに、これまでの進捗としては、以下の記事から大方の流れはご理解いただけるかと思います。
sekai-de-ireba-challenge.hatenablog.com
今回は、イッポンばあちゃん、カムバックばあちゃんの二人の入れ歯のセットに立ち会います。セット時に調整も必要ということで、私ハルカとオヒゲさんの二名で向かうことに。ハイスペさんはお留守番です。
もちろん前回と同様、一連の流れを動画で撮影します。
いつぞやに行った「公園で入れ歯に困っている人探し」と比べたら、いささか気持ちも落ち着いて向かうことができるな…。そう感じていた矢先に、現地滞在中の追加指令を、相も変わらず社長から受けました。
どうやら新たな試みに挑戦するらしい。
今回のタイでのプランは、もちろん今後のプロモーションへと活かすことが目的ですが、よりプロモーションを強化していくため、第二作戦が始まるとか。とは言っても、その策を講じることによって「コンフォートにしたい!」という患者さんを増やすという点においては、これまでと何ら変わりはありません。
そして、その策を進めるためには、ポン先生への確認も必要。その確認を、ハルカがしてくるという追加指令だったのです。しかもその内容は、軽く聞いてすむものではなく、レジュメを作成し、直接話をし、こちらの考えていること・思いをしっかりと伝えてこなければならないとのこと。
なぜ私がそこまで?
とは思わない、と言っては嘘になりますが、そこは受け流しつつ続けて社長の指示を聞きます。すると、
「もう、プロなんだから。」
「会社の代表として話をしてきてね。」
もうハルカも入社し、社員となったからには覚悟や気の持ちようも変わりつつある段階。社会人としての自覚や責任は認識しているつもりではありますが、自分の中に落とし込めているかどうかは、まだまだ怪しいところも見受けられるのが現状です。どうしても、
そこまで言う?
とか
え、ほんとに?むりむり。
と、目を背けたくなることも。
しかしながら、鬼の100kmウォークと同じく、現実から逃げることはできないハルカ。
果たして、ハルカは無事に任務を遂行できるのでしょうか?
乞うご期待ください!
<つづく>
塵も積もれば山となる。
ハルカです。
前回の記事でも触れましたが、先週末の4月22日、23日の二日間、「わくわく入れ歯ハイキング~100km編~」へ参加してきました。結果からお伝えすると、
100km完歩できました!
完歩後でも走れていたりと、比較的余裕に見えるゴールとなりましたが、その後発熱。入れ歯屋から課せられるミッションとしては、「月曜日に意地でも出社」というものがあるものの、私ハルカはまさかの「月曜日に意地でも病院」というオチでした。個人的にはなんだか少しかっこ悪いなと。
終わった今振り返ると、「果てしなく遠い目標であったとしても、必ずしも無理とは限らない」と感じるようになりました。
スタート直後、5km歩いた時点でも「これをあと9往復半するのか」と絶望していました。しかし、約10kmごとに設置されるチェックポイントや、ところどころに見えるコンビニ、信号機といったマークを見つめながら歩くことで、小さな達成感と次への期待を抱き、歩き続けることができたのです。
近くに目標をつくりながら少しずつ向かえば、時間はかかるかもしれないけれど、いつかは辿り着くことができる!身を以て知った2日間でした。
また、歩いている間、自ら驚くほどに心境の上がり下がりがめまぐるしかった2日間でもありました。スタートから最後まで思い続けていたこととしては、「排水溝の穴が憎い」という点が挙げられますが、それ以上に感じたものは多くあった100kmウォーク。その様子をザザザッとお伝えしていきます。
まずはスタート地点。少しの期待と不安を持ちながら、たくさんのスタッフさんとハイタッチをして歩き出します。ハイキング気分で気付けば20km。割と100kmも歩けるのでは?と調子に乗り始めた頃でした。「いちじくケーキを食べたいです」と冗談を言えるほどの余裕さえ。
そして40kmを過ぎた折。
そろそろ足のあちこちが痛み始めるも、それと同時に日が暮れ始めます。周囲の見え方の変化や、入れ歯屋からのサポーター様らの応援によって少し気分も変わり、「まあ、まだ行けるな。」しかし、このあたりから雨もパラパラと降り出すように。
やがて50km地点を超え、60kmまでひたすら足を動かしていたそのとき、闇に飲み込まれ始めました。それまでと同じように歩いているにもかかわらず、いろいろな感情が交錯するのです。
「なんでわざわざこんなに歩いているんだろう?暗くて足元さえ十分に見えないし。カッパのせいで少し暑いけど、海風強すぎて寒い。でも足が出れば進む、がんばれ自分。いや、でもでもでもとにかくしんどすぎて…」
苦しくて、つらくて痛くて。もう歩きたくないとも思いつつも、足は止めたくない。自分でもわけがわからず、半ベソをかきながら歩く歩く歩く。
やっとこさ途中のチェックポイントへと辿り着き、気持ちも落ち着きます。座る事さえままならず、横たわるので精いっぱいといった状態でした。
闇の区間をなんとか超え、満天の星空に感動している間に日も昇り始める時刻となります。
久しく浴びる朝日に高揚し、足の動くペースは速まるばかり。しかしながら、調子に乗りすぎたこともあり、その後徐々に失速したりも。それと同時にゴールが徐々に現実的となり始め、あと20km、あと10km…と残りの距離を刻みます。
残りあと3kmとなったときには、ただひたすらにゴールだけを見据え、最後の力を振り絞って手を振り足を出し、声をかけながら進みます。
そしてなんとかゴール!
26時間38分にて100kmを歩ききることができました。これも、一緒に歩いた方々はもちろんのこと、サポーターとして最後まで明るく励まし続けてくれた方々や、応援をしてくれた方々の支えあってこそだと感じています。
ありがとうございました!
<つづく>
言葉の綾って。
ハルカです。
先日上野にて、あんみつを食べました。かなりの名店と聞き、初めて向かいましたが、これが本当においしくておいしくておいしくてたまらない。毎週通おうかと思うも、我に返ると「初任給がまだだな」と。いざその日が来たとしても、かなり非現実的だとは、重々承知しております。
そして、前回のブログでもお伝えした通り、週ごとに他部署でのお手伝いをしているハルカです。現在は営業部。やわらかい入れ歯・コンフォートをより一層広く知ってもらうため、営業部の方々は日本全国を飛び回っています。また、医療関係に留まることなく、あらゆる方面へのアプローチをもしています。
その営業部の方の後を追い、外出をしたある日のこと。
この日は、歯科医院さんにて勉強会を開催し、コンフォートについてより詳しく知ってもらおうということでした。その医院さんは、コンフォートとは「はじめまして」の方々。コンフォートとは何か?どのような効果が得られるのか?患者さんからどのような声をもらっている?等、詳しくも簡潔に営業さんが熱弁します。
そして勉強会中、営業さんは
「コンフォートの特徴の一つとして『薄くて柔らかい』という点が挙げられます。」
とのことでした。
「入れ歯」は薄い方がよい。
このように聞き、おおよその見当をつけることは可能ですが、実際、入れ歯を使ったことのない者では、そのメリットを十二分に理解することは、簡単とは言えません。そんな中、営業さんは、
「口の中に髪の毛が一本でも入ると違和感を覚えることとかありませんか?実は、入れ歯も同じなんです。薄さによって違和感を最小限に抑え、且つ柔らかく、安定させることによって、快適に入れ歯を使ってもらえることができるのです。」
なるほどな!
ピンっとアンテナが立つようにコンフォートの利点を認識することのできた瞬間です。ただただ純粋に「営業さん、すごいな」と感じました。これまで、入れ歯屋の仲間たちに、ありとあらゆる名を勝手につけてきたハルカですが、この感動を営業さんの名前で表現するとすれば、
営業部・歩くコンフォートさん
今後ともよろしくお願いします、歩コンさん!
それはそうと、明日4月22日からの2日間は、入れ歯屋の年間イベントが開催されます。とはいっても、外部で開催されるイベントに、入れ歯屋から数名が参加するという形をとり、ハルカも参加の対象者。そちらがなんと、「鬼の100kmウォーク。」
入社前より、このイベントへの参加は伝えられていましたが、つい1週間ほど前までは、絶望感に苛まれ続けていました。社長からは、「腹決めようぜ」と言われるも、「さすがに今回ばかりは決められぬ!」と。
しかしながら、改めて考えると、「どうせ歩かなければならないことに変わりはないし、それなら、正気を失った状態で当日を待つより、楽しみにしていた方がいいじゃないか」と自らケロッと気付く始末。
ということで、「わくわく入れ歯ハイキング~100km編~」行ってきます!
<つづく>