「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

この一年間で何をしていたか

ハルカです。

社内でも在宅勤務をするメンバーが一気に増え、テレビ会議にお世話になる毎日を過ごしています。 ふとした時に自室のごった返したエリアが映りそうになるととても焦ります。

 

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4月も半ばを過ぎた2020年。

ここ一年ほどで様々な変化がありました。突然ですが、実は昨夏に海外事業部の仕事を離れました。

海外事業部にいた頃は「やわらかい入れ歯・コンフォート」をどのように売っていくのか、販売の経路をどのように開拓していくか、どのように患者さんと出会うのか…といったことに日々奔走していました。一から作り上げていかなくてはならないことも、わからないこともたっぷりある環境。

タイのポン先生のもとへ患者さんを呼ぶためには何をしたらいいかな…そんなことを考えていたある日、社長に呼び出されたのです。

 

部署、変わってみない?

 

……

かつて自分が内定者だった頃、「バンコクで入れ歯に困っている人を探してきてよ」と言われたあの日、ハルカは何の抵抗感もなく”YES”と返答しました。

そして、同じように社長室へ呼ばれての部署異動の打診。同じようにワクワク感MAXで”YES”の回答…というわけにはいきませんでした。正確には、興味と不安とが半々に入り混じった気持ちで異動を受けました。異動先は日本国内の入れ歯洗浄剤などの営業。

 

社長によると、今回の異動は「商品が売れる仕組みをハルカが学ぶため」だったそう。新卒3年目の私に対し、海外事業よりもずっと土台がある国内での経験の機会を与えてくれました。

一方、当の自分は、新しい環境での仕事を楽しみに感じつつも、なかなか実績を出すことのできていない海外事業に対して後ろめたい気持ちがあったのです。

 

 

国内での営業はとてもおもしろそう。でも海外の仕事を外れるということはつまりお役御免ということでしょう。。新卒とはいえ、2年ほど海外展開に関わってきて患者さんはほとんど捕まえられていない。収益を出せなくてはタダの赤字要員だし、飛ばされてもムリナイヨネー。

 

 

社長室へ呼ばれた直後は、そんなことをしばしば考えていました。社長からは「能力がないから飛ばすとかそういうのじゃないからね」と再三言われたにもかかわらず、海外の仕事を外れるということに対し、落胆している自分がいたことは事実です。

ただ幸いなことに、あまりくよくよ悩み続けないのがハルカ。異動することが確定してからは、新しい仕事にひたすらドキドキわくわくしていました。 

 

 

そんな経緯もあり、現在はやわらかい入れ歯・コンフォートの国内営業部にいます。その中でも特に入れ歯ケア用品の担当。入れ歯洗浄剤や入れ歯専用のブラシ、歯科医院向けの技工用品の拡販のため、毎日頭を捻らせています。

まだまだ強気な開拓が求められる海外事業部と比較すると、今いる部署は土台ができている環境。「どのように売上を伸ばしていくのか」「よりよい商品をどのように広めていくのか」を考え、実行する部署です。また、その他にも取扱商品の在庫管理や発注、製造手配、新商品の企画を考えたり…。

毎日、朝から晩まで入れ歯のことを考え、トライアンドエラーを繰り返していることは、どの部署へ行っても変わりません。

 

この部署ならではだなと感じる点は、自分が起こした行動からの反応が早いこと。

「こんなキャンペーンやってみよう!」と販促をかけると、翌日には受注につながることも。そしてそれらの結果が数字で表れるため、「なぜうまくいったか?」「なぜうまくいかなかったか?」を捉えやすいことは、やりがいに直結しています。

商品知識や数字の見方、販促のアイデア…まだまだ満たないところばかりではありますが…

 

毎日楽しいです!

 

 

<つづく>