「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

おいしく食べたい!

ハルカです。

先日、タイでも有名だというチキンライスのお店へ行ってきました。初めてのチキンライスでしたが、お肉もタイ米も、一緒に出された冬瓜スープもすべて、思っていた以上の美味しさ。そのお店は、共にタイへと来ているオヒゲさんのリクエストによるものでしたが、そのおいしさは、これまで日本や他アジア圏にてありとあらゆるチキンライスを食べつくしてきたオヒゲさんも褒め称えるほど。

紹介してくれたポン先生には、本当に感謝がつきません。

 

タイにて残されたミッション、残るは患者さんへの入れ歯のセットとなりました。

前回の出張時の反省から、「患者さんがもし来なかったら」のケースに至るまで、行動パターンを考えて臨みました。とは言っても、予定通りに患者さんが来てくれることを祈るばかりです。

 

13:00

イッポンばあちゃん来院。

私ハルカの顔を覚えていてくれたようで、顔を見せると「ああー!」と声を上げていました。ハルカ、うれしい。

 

13:30

カムバックばあちゃん来院。

「この入れ歯、痛くないね!いいよこれ、いい!」 

高めのテンションで感想を伝えてくれます。

ハルカ、さらにうれしい。

 

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もともと立てていたスケジュールでは、患者さんへのセット後、夕食を共にし、食べてる姿を映像に収めようと考えていました。

しかしながらいざ診療を始めると、いずれの患者さんもピッタリ合っているとのこと。ハルカの予想を大きく上回り、セットもインタビューも、その他お手入れに関することなどの説明もあっさり終了。

 

その時点で時刻は14:30頃。

一緒に夕食へと向かえるはずもありません。しかし、患者さんが実際に食べている姿はどうしても撮りたいと思い、急遽スーパーマーケットへと走ります。

ナッツ、おせんべい、つくね串、さらにはイカのするめに至るまで、ありとあらゆる食材を購入してクリニックへ。比較的食べることが容易そうなナッツから食べてもらうと…

 

驚くほどにバリバリぼりぼりと食べていくではありませんか。そして2人とも口々に

 

「いたくないね、しっかり噛めるよ。」

「この入れ歯いい感じ!」

 

と非常にうれしそうな表情を見せてくれました。

 

アルバイト等を通し、入れ歯屋とかかわることはこれまで多くありましたが、新たにコンフォートにした患者さんの感想や表情を直接伺う機会は、今回が初めてでした。

 

やはり、柔らかい入れ歯・コンフォートは裏切りません。

 

なんとかかんとか、第二次タイ出張もミッションコンプリート!

 

<つづく>