「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

番外編:実を言うと、

ハルカです。

先日、髪を切ろうと思い立ち、美容院へと向かいました。ガッキ―の写真を見せながら、

 

「同じ髪型にしてください」

 

その注文通り20cmほど切ってもらうことができましたが、いざ仕上がると、ガッキ―ではなく明らかにちびまるこちゃん。少し残念ではあるものの、首元をすっきりさせることができたので、まあ問題なし。
しかしながら、図らずも2年ほど前の髪型とほぼ同様で、自分でも驚くばかりでした。そして、その当時何をしていたかをふと考えると…

 

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中国にいました。
これまでブログ内で触れたかどうか定かではありませんが、ハルカは大学在学中、中国へと留学していました。そしてここ数週間、入れ歯屋の社内でも「中国」の言葉がしばしば飛び交うようになったことも重なり、自分の留学生活を改めて思い返すように。驚くほどの指令を受けている今振り返ってみても、濃密な時間であったと感じるほど、さまざまな出来事に巡り合った一年間でした。

そこで、今回は番外編と称し、留学中の何気ない様子を記事にしようと考えました。現実感を出すべく、当時のfacebookの投稿をそのまま出してみる作戦です。手抜きではありません。

 

 

2015年6月3日 北京市

いまさっき自転車で学外まで出かけて行ったのですが、目的地に到着する直前に自転車のチェーンが外れました。
実を言うと、ここ最近は頻繁にこんなことがあったのですが、すべて学内で起きていたために、即座に直してもらっていました。学内あちこちに自転車屋さんがあります。
しかしながら今回は学外。自転車屋なんてどこにあるかわからないし、歩いて大学まで戻るのも少し悩む。自分でいじってみたものの、手が汚れるだけで何も変わらぬ。

そんなこんなでいろんな人(近くを通った人)に頼んだ結果、そのへんの警備員が直してくれました。

谢谢!

と大声で放ち、その場を離れた数秒後…
なんと、漕いでも漕いでも進まない。若干パニック。

すると、テンパる私の元に一人の男性が。なんでも、後ろ側のチェーンも外れていたらしく、サササッと直してくれました。
結局その後、無事に自転車で帰路に着いたわけです。
中国人、なんだかんだでみんな優しい。北京に来てからというもの、本当に人に恵まれて生きているハルカです。

自分も、他の人に親切を分けていけたら、世の中いいことだらけになれそう。

そんなことを考え、寮まであと約10メートルとなったその時。またチェーン外れちゃいました。
この調子でいくと、留学を終えて帰国する頃には自転車マスターになれるかも。



結論から申し上げると、この出来事の根源には「緩んだチェーン」がありました。
自転車のチェーンを新しくしてからというもの、同様の被害は全く起こらず、ハルカは自転車マスターとなることなく帰国したのでした。

<つづく>