「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

それでも、私はめげない。

こんにちは。先日、ブログの第一投稿を自分のFacebookページでシェアをしたハルカです。

私の“入れ歯屋就職”を知らない友人から、Facebookのアカウント乗っ取りを心配されました。ちなみに、本物が書いています

 

 

さて、社長から「タイの街中で入れ歯に困っている人を探し出す」という指令を受けたハルカ。その後、具体的な企画内容を日々模索していました。閃いては行き詰まり、また別の案を閃くも現実性に欠ける案…まさに試行錯誤の繰り返しです。その末に行き着いたのは、

 

「入れ歯に困っている人にコンフォートにしてもらい、使用前後の様子を動画に収めてプロモーションに使ってしまおう大作戦!」

 

以前ご紹介した柔らかい入れ歯、コンフォート。実は日本での評判は良いそうです。コンフォートに変えた患者さんは皆、「なんでも食べられるようになった!」と大喜びなんだとか。

これを踏まえ、「タイでコンフォートにした患者さんが喜ぶ姿を映像に収めて流せば、他の人も注目するのでは?ついでに、街中で入れ歯に困っている人を探す様子も撮っておけば、それなりにドキュメンタリーっぽくなりそう!」そんな魂胆です。

 

割とそれっぽくできたので、早速報告してみました。今回は社長ではなく他の社員さんに聞いてもらうことに。すると、

 

「いつ何時のフライト・ホテルで行くつもり?それぞれどれだけの費用が掛かる?タイの街中では英語は通じないよ。通訳を雇うのは予算オーバーになるしどうするの?入れ歯に困っている人ってそんな簡単に見つかる?バンコクのどこでやるつもり?ー(中略)ー全然決まってないじゃん、もっとしっかり詰めてきて。」

 

………

 

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テンションは急降下するも、これらはすべて今回の企画を成功させるためには必要不可欠なこと。気を取り直してTo Doリストを作成、作業を再開しますが、やはり一人では不安な点も多く残ります。

 

そんな時に登場したのはとある先輩社員。もしや、グズグズ内定者のアホ企画を見かねてサポートをしてもらえるのか?そんな邪心がよぎります。

 

「タイの企画大変そうだね。大丈夫そう?」

  

ハルカ「まだやらなければならないことがてんこ盛りで。ぜひ先輩の力をお借りしたいところです。」

 

実はこの先輩、入社一年目にして多数の地域へと出張を重ね、英語を見事に操り、しかも手品もできる超ハイスペック系社員さん。ハイスぺさんが来れば怖いものはありません。これまでの仕事や出張経験から、きっと素晴らしい提案をしてくれるはず。そう信じた結果、

 

「あーそっか。がんばって!」

 

…あれ?

 

 

 

 

相変わらず予想を裏切る入れ歯屋社員の仲間たち。

そして、既にてんやわんやなハルカをさらなる試練が待ち受けます。

 

次回、

「ハイスぺさん、企画に加わる。」

「企画書って何?」

の2本です。お楽しみに!