「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

Don't feel, Think.

ハルカです。

このブログを開始してより、インターネット上に散らばるあらゆるブログにも目を通すようになりました。やはり、人気のブログとそうではないブログとで二極化しており、コメントやお気に入りの数が明らかに違うのだと発覚。本ブログもまだまだ後者ではありますが、検索エンジンにて「入れ歯 ハルカ」や「入れ歯屋」と検索をすると、上位に躍り出るほどには成長しつつあります。

さすがに私は入れ歯ではないのですが…。

 

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そんな入れ歯屋のハルカも、気付けば入社から半年が経過。ここ数日間、しばしば社長から言われるのは、

 

「そういえば、まだ1年目だったんだね。」

 

この言葉が意図するところは果たして「1年目だと忘れるほど会社に馴染んで仕事しているね」と「全然仕事してなさ過ぎて影が薄れて忘れていたよ」のどちらなのでしょうか。

 

実際、仕事を進める中での非効率な部分や思い通りに進まないことは日常茶飯事。優先順位を決めたつもりが、いつの間にかその順位そのものが変動していたり、海外のパートナーとのやり取りに苦戦し、なかなか事が運ばなかったりと様々。

 

そんな状況を打開すべく、先日、とあるワークショップに参加しました。

課題管理に関するそのワークショップは、外部のセミナーへ参加をした社員さんが、そのセミナーで得られた課題管理の手法を社内へと共有をするといったもの。内容に関心がある、業務で困っていることがある社員が集い、社内勉強会形式で行われます。

ただし、「ワークショップ」と銘打たれるだけあり、「話を聞く」ことよりも「自ら考える」ことをより重点的に行うのです。

 

まずは、

 

自分の業務で改善すべきことは何か?

 

を考えることに。 

さらには、「リスク」「課題」「タスク」の3点を挙げ、これらが互いにどのように関わり合っているのか、示されたいくつかの事象はそれら3つのどこへと分類されるのかについても、それぞれが自分なりに検討します。

 

パっとこれら3語を目にしたハルカ。自然と脳内では、

  • リスク
  • 課題 ≒ タスク

との分類が。私の認識の中では、課題とタスクはほぼ同義であると考えていたのです。しかしながら話を聞くうちに、課題とタスクはどうやら同義ではないのだと判明しました。

なぜなら、「業務の中で、特に課題が無い」ことは課題ですが、「業務改善で使用する資料作成を依頼する」ことはタスクであるから。ハルカにとっては何が異なるのか判りませんが、どうやら何かが違うらしい…。

 

そのワークショップ内で提示されたそれらの定義は、以下の通り

  • リスク:まだ起きておらず、個人では解決できないこと。
  • 課題:既に起きており、個人では解決できないこと。
  • タスク:既に起きており、個人で解決することができること。

 

そして、これら3つの関係性としては2パターン。

まだ発生していないリスクから課題が生まれ、その課題を基に解決策を講じる。解決策を練ることそのことこそが、タスク化の作業であり、解決へと導くケース。

さらには、予めリスクを最小化することで、ある問題をタスクと見なし、解決していくケース。

 

「課題」は自分一人で解決させることはできませんが、「タスク」化することによってより現実的な策として取り組むのだそうです。これを繰り返すことによって現状と定常(あるべき状態)との乖離を減少させ、理想形態へ近づくという何とも論理的な構造。

目から鱗とはまさにこのこと。

ただひたすら思い悩むよりも、まずは客観的に捉える必要があるのかもしれないと感じるハルカなのでした。

 

<つづく>

おばけよりも恐いのは?

ハルカです。

最近のマイブームは「保湿」です。毎日、朝晩に土台美容液という名の泡を顔に塗りたくっています。これまでは2~3秒で済ませていた入浴後の化粧水も、少しでも多く吸収するべくコットンを活用。それだけでは飽き足らず、卓球のラバー張り替えに伴い、練習後は毎度こちらにも泡を塗り始めるように。

どちらも、継続することを目標に頑張ります。

 

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さて最近のハルカはというと、主に中国とのやり取りに苦戦をしています。

 

元より、中国への進出も視野に入れつつ現地パートナーとの業務を進めている入れ歯屋。現在は日本人歯科技工士・ソンベンさんが現地へと赴き、その準備も着々と進みつつあります。

 

そんな中、一か月ほど前のある日のこと。現地取引先から突然の連絡が入りました。

 

「9月16日~17日に中国の歯科医院を集めてセミナーを開くからよろしくね。ソンベンさんに講師をしてもらうから。至急セミナーの内容をまとめて送って。」

 

…ん?

 

過去にそのような企画をこちらから提案したこともなく、一方でそのパートナーから相談を受けた記憶もありません。まったくもって耳にしたことのない内容にソンベンさんを始め、皆あんぐり。ハルカも動揺するばかりです。

 

「なぜそれをやる必要があるの?そのような話を受けたこともないし、ましてや急ぎでセミナー内容を決めて送るなどすぐにできるわけがない。」

 

と諭します。

 

「そっちがセミナーを開く必要があるって言っていたじゃないか!もう参加者のスケジュールは確保してあるし、とにかくすぐに当日のスケジュールを送ってくれないと困る!」

 

こちらが何を言おうと相手は激憤するばかり。なす術もなく、後日改めて連絡をしました。結果、いくつかの条件をこちらから提示をし、セミナー開催に踏み切ることに。とはいえ、ソンベンさんもセミナーを一人で受け持つことは初めてです。ましてや開催は約1か月後。当日のタイムスケジュールについての打ち合わせや、資料や備品の準備に取り掛かります。

 

そしてセミナーを2週間後に控え、こちらでの準備もある程度完了し始めた頃のこと。

 

「参加人数がおおよそこれくらいになりそう」

 

との報告が。

しかしながら予め聞いていた参加人数とは異なり、明らかに既に準備している資料、備品共に不足すると見られます。さらには、「1日だけでは短すぎる」「日程を変更した」等々突然の変更や要求の連続に、情報は錯綜するばかり。かといってこちらから伺うも、「今ちょっと忙しいからムリ」と回答してもらえない始末…。

 

果たして、無事セミナーを開催することはできるのでしょうか?

 

 

<つづく>

 

……

 

と言いつつも、セミナーは無事に終えることができました!

参加者からも良いお声が寄せられ、現地のソンベンさんの頑張りの賜物です。

 

ハルカ自身、中国のパートナーとは未だ直接お会いしたこともなく、十分な信頼関係を築くことができていないことも、今回起きたゴチャゴチャの要因の一つかもしれません。

人間とのやり取りが、仕事の中で一番困難を要するのではないか。そう感じるハルカなのでした。

 

ある日、突然入れ歯屋の電話営業メンバーに加えられた、海外事業部の新入社員はこう考えた。

ハルカです。

パズル系の携帯ゲームに以前からハマり易い性質なのですが、ここ最近はずっとLINE POP 2に没頭する日々を送っています。毎日ひたすら遊び続けているわけではありませんが、そのゲームを始めてから早2年ほどが経過しています。

課せられたミッションをクリアし、次のステージへと進む形態をとるゲーム。遂に、次のステージが「COMING SOON!」と表示された地点まで辿り着いてしまいました。それを知った友人からは、私との間に一線を引かれたかのような眼差しを向けられ、「むやみに誰かとLINEの友達登録をすることができない」と気付いたのです。

 

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さて、お盆の休暇を終えてから電話営業に励んでいたハルカ。

本日、ついにその新企画がスタートしました。やわらかい入れ歯・コンフォートのロゴをはじめ、ポスターやパンフレット、WEBサイトも一新しています。そしてそのWEBサイトが本日お目見えに。

www.bitecglobal.com

入れ歯をいまお使いの方はもちろんのこと、抜歯後、インプラントやブリッジを検討している方にも知っていただきたい「新しい」コンフォート。

 

ちなみに、以前ブログでも紹介したハルカの電話営業は、この「コンフォートシリーズ」に新たに参画してくださる歯科医院さんを少しでも多く集めるためのものでした。その営業メンバーの中には、来春入社予定の内定者アルバイトも登場していたりと、全社挙げての大プロジェクト。

その甲斐あって、8月末までに行った電話営業の結果は予想を大きく上回り、ただただ嬉しいばかりです。

 

 

実際にハルカが電話営業に従事したのは、8月中旬からの約2週間。且つ、一日当たり1~2時間ほど。

営業を始めた初日は、受話器を取ってボタンを押すことでさえも緊張していました。これまで、入れ歯屋へとかかってくる電話を受けることは多々ありましたが、「自分から」「営業のために」「歯科医院へ」掛けることが、ある種のプレッシャーとなっていたのです。

 

しかしながら、数をこなせば慣れることができるということも事実。気がつけば、口もぺらぺらと回るように。一つの通過点を迎えた今振り返ると、あたかも全てが上手く進んだようにも感じられますが、様々なことが起きた2週間でした。

 

 ……

 …

「いつも入れ歯のコンフォートでお世話になっております。入れ歯屋のハルカと申します。コンフォートの新しい企画についてお電話させていただいたのですが、院長先生は…」

「診療中です。」

「それではまた後ほど改めさせていただきます。」

 

 

「入れ歯のコンフォートでお世話になっております。その後院長先生はお手すきでしょうか?」

「外出しました。」

 …

 ……

 

こんなやりとりはまだまだかわいらしいもの。中には、「新しいサービス、企画」と口にした途端断られてしまうことも。

ただ、繰り返し電話をかけ、コンフォートや自分の名を覚えてもらううちに、相手方も少しずつ興味を持ってくれるようになるというケースがいくつかありました。ある歯科医院さんは、こちらからの営業電話を機に検討を重ね始め、何度も問い合わせの連絡をいただくように。最終的にその歯科医院さんから、加盟頂くとの回答が届いたときは、とても嬉しく感じました。

特に、「営業として獲得した」といった感覚とは違った、「親しい人に良いことがあった」時のような喜びを噛みしめていたのです。

 

たとえ、電話口でしか話していない相手であったとしても、信頼関係のようなつながりが生じうるのだと、身を以て知ったハルカ。当然、今回の電話営業からの気づきはこればかりには留まりません。

そんな中で総じて感じたことは、

 

営業って大変だ。

 

<つづく>