「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

お久しぶりです、ハルカです。

ハルカです。

気付けば、前回の更新が約1か月前に。大変長らく更新が滞り、申し訳ございませんでした。「サボっていた」つもりは決してなかったのですが、実際はサボっていたという現実…。以前までは簡単に続くだろうと思っていたのですが、どうやら甘かったようです。

ちなみに、お盆の休暇は地元・愛知へと帰省し、その間に「ダ・ヴィンチの橋」を割り箸で作るなどしていました。簡単に見えるも、実はなかなか難しい。ブログの更新と同じです。今後も更新がんばります!

 

f:id:harukurukurupa-ma:20170818174817j:image 

 

さて、ハルカはここ最近何をしているのか。もちろん、海外事業部としての業務にも取り組んでいますが、なんと、

 

電話営業をしています。

 

 

というのも、9月1日より、国内のコンフォート事業が新たな企画をスタートすることがその背景に。まず、歯医者さんからのご参加を募り、進めていく企画であるため、少しでも多くの歯医者さんにご参加いただこうと、直接電話を掛けアプローチをしているのです。

 

 

「いつも入れ歯のコンフォートでお世話になっております。お盆前にDMをお送りしたのですが、黄緑色の表紙の郵送物はお手元に届いていらっしゃいますか?」

 

「通常60,000円の年会費が、今お申込みいただくと半額!さらにクーポンもお付けします。」

 

 

直接、院長先生とお話をした歯医者さんは、まださほど多くはありませんが、少しずつ、少しずつ、口も回るように。

 

ちなみに、この営業電話に参加することは、つい最近まで知らされていませんでした。元よりハルカの名がその営業メンバーに加えられていたのかどうかさえ、定かではありません。

気付けば、「ハルカ担当」と記され、リストアップされた250件の歯医者さんの名簿を手渡されていました。しかも、2018年4月入社予定の内定者や、まだまだ入社は先だけれども内定者の学生さん、社長さえも、それぞれ250件、300件と割り当てられていたのです。

恐るべし、我が入れ歯屋。

 

ただ、ここまできたら引き戻せないことも事実。9月の走り出しに向け、歯医者さんへとひたすら電話をかける日々を送っています。この先、まだ長い道のりが続きますが、コツコツコツコツコツと。

 

そして、話を聞いてくださった歯医者さんからは、さまざまな反応が来ています。もちろん、一番うれしい返答は、

 

「あとで申し込みFAX送るね。」

 

しかし、さほど容易くはありません。

「うちは特に必要ないよ。」

「検討するね。また電話ください。」

「この世知辛い社会では難しいんじゃないの?」

等々、多数のご意見もいただいています。

 

 

すべて身に受け、蓄え、より多くの歯医者さんに知っていただこうと奮起するハルカなのでした。

 

<つづく>

ゼロからイチ、イチから…

ハルカです。

先週末、初めて海ほたるへと訪れました。

その名は聞いたことはあるけれど、その詳細はほとんど知らなかったハルカ。せっかくなので、母へ「『海ほたる』という海底トンネルの途中にあるサービスエリアへ行った」と話したところ、「アクアラインね笑」と。逆に辱めを受けた気分でした。

その「サービスエリア」には、海を臨むテラスに、半円型の塊が置かれています。トンネルを掘り進める際に使用した代物なんだとか。目の前で見、手で触れてみると、その歯が欠けた部分はごく僅かであると判りました。海底にトンネルを造ること、そのための機材についても、技術力の高さに圧倒されるばかりです。

 

f:id:harukurukurupa-ma:20170725170727j:image 

早いもので、バンコクの公園にて入れ歯に困っていたイッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんと出会い、5ヶ月が経過。

そして、そのおばあちゃんたちを探し始め、ポン先生の病院へとお招きし…といった流れを動画に収めていましたが、その動画にも字幕が付き、ほぼほぼ完成。しかしながら、ただ動画を流したとしても、それだけでコンフォートに興味を持ち連絡をいただくことは至難の業です。

ゆえにハルカは、具体的にどのような形で活用をし、さらにはプロモーションをしていくべきかについて悩んでいました。

 

すると、久方ぶりにナイスミさんが登場。

 

「もうすでに、タイではほとんど知られていないコンフォート、そのよさをわかってくれている人がすでに2人もいるじゃない。その方の声を広めていけばいんじゃないの。」

 

と。 

要するに、事業でまず苦労を要する「0→1」は、すでに乗り越えたも同然。今後は、その「1」となってくれた方の喜ぶ姿をどのように広げていくことができるのかだと。

 

確かにその通りであると感じたハルカ。そこで、イッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんのお声をより広く伝えるべく、

 

タイにてイベントを開催します。

 

イベントとはいっても、大きなホールで何百人も集めてといった大規模なものではありません。

日本で言う公民館のようなちょっとした空間を設け、イッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんのコンフォートを試した感想を話してもらう、ミニトークショー

入れ歯に困っている方はもちろんのこと、ばあちゃんたちのお友達やご家族をはじめ、より多くの人をお招きできたらと考えています。タイにてコンフォートを推し進めていくにあたり、タイ人でコンフォートのよさを直に感じている方々からの言葉こそが、もっともストレートにタイ人の心へと届きうるのではという戦略です。

 

まだまだぼんやり且つふわふわとした企画ではありますが、「公園で入れ歯に困っている人を探してきて」と言われたとき以上に、より実のある企画にと、わからないなりにも新たに決意をするハルカなのでした。

 

<つづく>

きもちが大事。

ハルカです。

先週末、映画「メアリと魔女の花」を観ました。個人的に映画がとてもよかったと感じたこともあり、その主題歌として流れていた曲を、ここ6日間その1曲を延々と連続再生しています。

 

「メアリと魔女の花」の画像検索結果

(『メアリと魔女の花』公式サイト) 

 

ここ最近、社内にてハイスペさんがハイスペさんとして浸透しつつありますが、ハイスペさんしかハイスペに相当する人がいないなどということは決してないとつくづく感じる今日この頃。

 

そう感じる理由の一つとして、一つ上の代で入れ歯屋へ就職した先輩方の姿があります。

商品担当でありつつも、チラシなどのデザインをも受け持ち、がつがつと業務を回し、ロシア語を話すことができる方がいたり。全国各地を飛び回り、入れ歯を得意とする歯医者さんを探し出し、我が入れ歯屋と提携をして良い入れ歯を共に広めていこうと頑張っている先輩も。ちなみにこの方は日本語を話すことができます。

もちろん、このお二方に留まることなく、尊敬の念ばかり感じる社員さんが多くいる入れ歯屋です。

 

そんな中、先日ロシア語を操る先輩社員・イイマルさんに勧められ、とあるセミナーへと参加しました。それは、海外展開する上で躓きやすいポイントを取り上げ、講演者の方の経験も踏まえてさまざまな角度からのアドバイスをいただくもの。

 

そこで聞いた内容としては、

お金も手間も時間もかかる海外展開だからこそ、基本に忠実にすすめることが重要である!海外展開に適した人材は、明るくめげずにDOY(だったら、おまえが、やってみろ)環境への適応能力のある人。他社の展開事業を参考にするなら、同じ国へ進出した別業界よりも、違う国へ進出した同業界に聞くべし…

等々。特に印象に残ったことは、進出先国、

 

その国を何よりも好きになろう!

 

という点でした。

ステレオタイプに陥らず、国民性と個性のバランス感覚をもって仕事をするべきとのこと。わかっているつもりでも、いざ海外の人を相手にすると、「この国の人は~」と考えてしまうことも無いとは言い切れないというのが現状だったハルカ。

ある一人の外国人からその国の国民性を判断することも、ある国の国民性からその国一人の人の性格や考えを決めつけることも、よくよく考えれば、どこかおかしな理論です。そしてこれらに気付き、相手の国や人を知ろうとする心持ちの根底には、相手国をまず「好き」になることから始めるべきだ、と。

 

改めて、相手を思いやることは、どの国の、誰を相手にしていようと変わらないのだと気付きました。

 

さらには、最近ふと気付いたことも。

先日、社長が購読しているタイの情報誌を読んでいた時のことでした。ページの中ほどに、日本でもよく見かける占いのコラムを発見したのです。

しかしながら、明らかに違うことが一点。日本ではしばしば、血液型占いや星座占いの掲載がありますが、その情報誌ではなんと、「曜日」占いが紹介されていたのです。自分の誕生曜日ごと、すなわち7パターンにてに占い結果が記されます。

 

普段の業務とはまったくもって関係のないようにも見える内容ではありますが、そんなタイ人の生活の一部を垣間見れるだけでも、何も知らないハルカにとっては非常に価値的な気付きなのでした。

 

ちなみに、ハルカが生まれたのは金曜日。

金曜日生まれの人、8月の仕事運は、

 

仕事に対してやる気があり勤勉な人。業務に対する責任感もあるため、満足のいくいい結果が出せるでしょう。しかしそれと同時に、同僚から頻繁に嫉妬を買うことになります。

(出典:「WaiWai THAILAND 2017 08 NO. 201」pp. 24-25)

 

だそう。

 

妬まれたくない!

 

<つづき>