「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

ハルキャン編:要領が悪いのは生まれつき?

ハルカです。

最近、編み物がマイブームで数週間前からマフラーを編んでいます。しかしながらまだ初診者の中の初心者ゆえ、解らないことやミスも多々あります。今回は毛糸のゲージ数を見誤り、苦労して1模様を編み終えたところで「残り40玉の毛糸が必要だ!」と判明。また一からやり直し。

ちなみに昨年初めてスヌードを編んだ際は、少しばかり良質な毛糸を使用したこともあり(?)、自分の作業時間×時給を含め、一本50万円(原価)のスヌードができたり、少しサイズの小さなニット帽が出来上がったりと、編み物ネタは尽きるところを知りません。それでも、少しずつ完成していく様は、楽しく思えるものです。

 

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さて、今回もハルキャン編。

「ハルカ、会いに行きます!キャンペーン」編です。

 

この日お話を伺った方はミギー。

イキイキとキラキラとグングンを足し合わせたパワフル且つパッションに溢れた方でした。実はミギ―はニューヨークを拠点に活躍する作曲家でありピアニストであり、プロデューサーに教育者、レクチャラー等々幅広く活躍する大人材。

ハルキャンでは私が「会いに行く」ことを謳っていますが、さすがにニューヨークまで向かうことは難しいということで、今回はスカイプ対応です。

 

呼び名の「ミギ―」ですが、メッセージのやり取り中やスカイプでお話をした時にもそのままミギ―と呼んでいました。ミギ―様でもミギ―さんでもなく、ミギ―。

そう呼ぶ背景には、ミギ―からのある提案があったのです。米国では互いを名前で呼び合うことで年齢による壁をなくし、よりよい関係性を築いている。ハルカとのスカイプでもその文化を体験しようではないか、と。

 

とはいえ、スカイプで顔を合わせてとなると、とても勇気が要されました。合間合間に「ミギ―」と呼びつつも、どこかぎこちなさが表れます。

そんな中、実際に一度呼んでみるとそれだけで一気に距離が縮まる感覚を覚えました。友達とも家族とも違う、けれども会社の上司とも少し違う印象です。

 

そういえば、我が入れ歯屋でも「〇〇社長」というように社員の方を呼ぶ際に役職名をつけて呼ぶことはせず、「〇〇さん」と呼んでいます。周囲との距離は縮まるし、社長ももしやそれを狙っているのか…?

 

 

その後、その日のスカイプはインタビュー形式で進めることに。

「どんな経緯で今の環境に至ったのか?」といったミギ―のこれまでのお話はもちろん、「今後のライフパスでの目標や理想は必要なのか?」「アウトプット以前に何かに思考をめぐらすことに時間がかかってしまって…」人生観や私の悩みについて。

 

お話をして以降というもの、まず日々の時間割作りに挑戦しています。今取り組まなければならないことは「何」で今日一日の間の「いつ」やるのか。まだ使いこなせていない部分もあるのか、多々の業務に追いかけられてばかりではありますが。

要領が悪いからこそ一つずつコツコツと取り組み、地道にこなしていかなければと毎日痛感するばかりです。

また、ふと「将来自分はどんな人間になりたいのか」を考えてみるようにも。

短期的な「これをやりたい!」は「なんとかしてタイでコンフォートを広げたい」と思うけれど、長期的に自分はどうなりたいのか?今はぼんやりどころかまっさらな状態。少しずつでも考えて行こうと素人ながらにも感じ始めたのです。

 

ともあれ、とても素敵な一時間であったと、今振り返ってもそう感じます。

ありがとうございました!

 

<つづく>

ハルキャン編:東中野のクリスマス

ハルカです。

ここ数年間でようやくコーヒーを飲めるようになりました。しかし、「今日はコーヒーを飲んだ」と認識した日の夜は決まって眠れないことが悩みです。先日も、午後にカフェ・ラテを2杯飲み、「そういえばお昼間にコーヒーを飲んでしまった」と就寝前にふと思い出しました。結局、その日は眠りに就くことができぬまま、目に深いクマを携えて朝を迎えたのです。

何事も気の持ちようは大切なようで。

 

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前回の記事で「アウトプットが苦手」とぼやいたところ、知らぬ間に社長がFacebookを通じて拡散、多くの方からの「相談に乗ります!」とのメッセージをいただきました。

 

おせっかいっに感動したという話irebablog.wordpress.com

 

 

実はこの件が話題に挙がった頃、当のハルカはそんなことは露知らず。

社長からの、

 

みんながハルカの話を聞いてくれるって。

 

との言葉とFacebook記事を見てびっくり。

このように多くの方々とお話ができる素晴らしい機会に、感謝・感激の思いは募るばかりです。皆様本当にありがとうございます。

その後、「せっかくなのでハルカから連絡を送ろう」と私からメッセージを送るも、未だ敬語やビジネスマナーを完全に習得できていないゆえ、文字でのやり取りでさえ前途多難と思われるほどでした。

 

 

そんな中、一番初めにお会いした方はケン・チャンさん。

社長がいつも「ケンチャン、ケンチャン」と呼んでいます。そのケン・チャンさんのご予定をお聞きすべく、メッセンジャーでやり取りをしていた時のことでした。

 

ご都合のいい場所とお時間を伺うと「最寄駅へ行きますよ」とのこと。確かに、普段ハルカに与えられるランチ休憩は1時間のみ。それなら月島の美味しいお店を探そうかと考え、その旨を返信すると、ケン・チャンさんの面前にてすぐさま社長から指導が。

 

「お願いをする立場なのだから、相手が『行くよ』と言ってくださっていても『いえいえ、お願いする立場なのですから伺います!』っていうのが良い」

 

ひえぇ

 

どうなることやらと思われるスタートを切ったものの、実際にお会いすると、非常に気さくな方でした。メッセンジャーでのやり取りが、より一層恐れ多く感じられます。

 

お話をする中で、フットワークを軽く、何事も前のめり且つ押し気味で、タイの業務もよりネットワークを駆使して…等多々アドバイスをいただきました。

当に自分には不足している点ばかり。「タイに関することは何でも触れ、深く気を傾けよう」と感じるようになりました。

以降、朝刊でタイ関連の記事を探すよう心掛けてはいるものの、まだこればかりに留まってはいられません。最近は穴蔵の中をのた打ち回っていたハルカですが、またここから再発進しようと決意しました。

 

ケン・チャンさん、

本当にありがとうございました!

 

<つづく>

 

「ハルカ、会いに行きます!キャンペーン」を略してハルキャンです。

以後お見知りおきを!

ブログを放置していると、雑草のごとく邪魔な広告が増えるかもしれないという危機感に襲われたので。

ハルカです。

師走という名に相応しく、「12月になった!」と感じる暇もなく気付けば明年までのカウントダウンがどこかから聞こえ始める時期です。数日前、隣人の家宅へ侵入し、どこかから現れた断崖絶壁を乗り越え、自宅のポストへと郵便物を取りに行くという夢を見ました。

 

約1か月もの間ブログの更新を怠っていましたが、同じくブログの更新頻度が下がっていた社長がここ数週間で頻繁に自身のブログを更新するようになり、無言の圧を掛けられているかのような気分です。

 

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ここ最近はというと、一言では収まらぬような業務に取り組んでいます。

とはいえ、総じて「タイでコンフォートを広げる」ために走っていることに変わりはありません。より現実的に事業を組み立てることに注力する日々。

商品を明確に定め、顧客を決め、どのように顧客を誘引するのか、想定される費用は何でどれほどの規模なのか、製品の作製経路は、想定される商品の売上やそれらの予算組み…等々、以前にも増して仕事らしい仕事をしている、のかもしれません。

 

一見とても大きなことを成し遂げているかのようにも見えますが、もちろん一人で進めているわけでもなく、且つすべてが順風満帆に進むはずもありません。

 

 

先日も、「やわらかい入れ歯・コンフォートを試しているタイ人のおばあちゃんもいることだし、その声をシェアするイベントを開催しよう!」と改めて意気込む反面、なかなか前へと進めることができずにいました。

もちろん何をするにも大変なことは生じますが、イベント開催では特に集客方法に苦労を要しています。現地の広告代理店に委託をしようと考えるも、先方からの反応は遅く費用もかさむ。かといって単独でチラシを配布することによる影響力の弱さは自明です。タイ人のコミュニティに混ぜてもらうことができればラッキーだけれども、そもそもそれらがどこに存在しているのかわからないし、所属している方々が我々の目指しているターゲットでなければ元も子もありません。

 

この状況を例えるならば、一方でハルカ1号機が壁にぶつかってジタバタし続け、他方ではハルカ2号機が壁にぶつかったままボーっと突っ立ったままといったイメージ。

 

 

ではこれらの原因はどこにあるのか。

思い巡らすと、「アウトプットがヘタクソだ」という結論に至りました。アウトプットといっても、ここでは特に「発信する」意のアウトプットを指します。

 

というのも、おもむろに業務に取り組んでいると知らず知らずのうちに少し外れてルートへ逸れてしまう。逐一社長や上司へ相談をしていれば回避できるかもしれないものの、すぐに相談に行けずじまいで宙ぶらりんに。そもそも、目の前にわからないことや困っていることがあっても、それ自体に気付けていないこともしばしばあります。打合せの場でも、なかなか自分の考えを発することができない…。ここ最近特に顕著な悩みなのです。

 

そして、以前この悩みを社長や先輩へ相談したところ、

 

「そうそう、ブログもアウトプットの一種なんだよ。」

 

と。暗に「なんでブログ更新しないの?」と問われている気がしてなりません。

もちろん、他にも多々アドバイスをいただきましたが、この時点で、2018年の目標に以下2点が挙げられることが決定しました。

 

1. どこでも何か言葉を発する

2. ブログの更新を継続する

 

年内の残り約2週間、がんばります。

 

<つづく>