「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

営業の醍醐味 〜2020年・夏〜

ハルカです。
元々、自分はインドア派なので休日に自宅から一歩も外へ出ずに一日を終えることもしばしばあるのですが、そろそろ旅行にも行きたいな〜と思う場面が増えてきました。しかしまだまだ自由に行き来はできない現状。今は叶わぬ願望を抑えるべく、過去に訪れた土地の写真を見返してオフライン旅行を楽しんでいます。
少し前にキングダムを見たことも相まって、西安の街並みを眺めるとワクワクします。

 

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さて、最近のハルカはというと。

やわらかい入れ歯・コンフォートを広めつつ、入れ歯ケア用品の営業として日々頭を捻り、さまざまなお客さんと連絡を取り合っています。

 

やわらかい入れ歯・コンフォートは、私がバンコクで四苦八苦していた頃からこのブログでも度々紹介しているため、「コンフォートはやわらかい」「やわらかい入れ歯で患者さんを噛めるように頑張っている」という点については、ブログでも少しずつ広められていると信じています。

 

 

そんなある日、ふと「入れ歯ケア用品は、入れ歯を使っていない人にどのように伝わっているのだろう?」と。

 

本来、入れ歯を使用する際は洗浄剤を使って毎日洗浄する必要があります。しかしながら、入れ歯を使用していなければ手に取る機会の少ない商品。入れ歯を使用している方でさえも「入れ歯は洗うもの」という認識を持たない(そもそも知らない)こともあります。

 

 

我らが「入れ歯屋」は、入れ歯をアタリマエにするべく日々奔走していますが、その行動は、ただやわらかい入れ歯・コンフォートを広めることには留まりません。入れ歯を快適に使ってもらうことをも意図しています。そして、入れ歯を快適に・キレイに使ってもらうために必要不可欠なのは「洗浄」なのです。

ゆえに、当社ではコンフォートを取り扱う歯科医院さんや患者さんへ専用洗浄剤「クリネ」という商品を販売しています。実はこのクリネ、当社の中でもその歴史は長く、コンフォートと並ぶベテランです。入社四年目のハルカの立場からすると、クリネ先輩。

 

 

入れ歯屋へ入社すると、やわらかい入れ歯・コンフォートのことをはじめ、入れ歯屋に関わるあらゆる歴史や知識を授かります。そしてもちろん、その中にはクリネに関することも。

それらの知識を持って日々を過ごすと「入れ歯は毎日クリネで洗浄してくださいね」「クリネは入れ歯に付着するカンジタ菌の除去に優れた洗浄剤です!」など、あらゆるフレーズが染み込みます。

その商品名やパッケージは入れ歯洗浄剤には見えないほど爽やかで、個人的にもお気に入りの商品です。

 

 

そして、そんなクリネは今年の2月に成分を新たにリニューアルしました。

リニューアル時点では、ハルカはすでに義歯ケア用品の担当。もちろん新たなクリネの特性や利点、お客さんへのアピールポイントを学びました。

 

正直、海外向けにコンフォートの営業を行っていた頃から「私は割と受電対応もしているし、洗浄剤の商品概要は理解しているぞ」と自負していたのですが、改めて洗浄剤について・入れ歯の洗浄について学ぶと、過去の自分はまだまだ洗浄剤のさわりしか知らなかったのだと気づきました。

 

クリネは中性の洗浄剤だからすべての入れ歯に使うことができる。では、中性だとなぜすべてに使えるのか?処方の改良で洗浄効果が高まった。具体的にどんな効果が高まったの?洗浄剤の形状が顆粒から錠剤になることで洗浄効率がアップ。パッと聞くと顆粒の方が溶けやすそうなのになぜ?

 

いままではあくまで商品の「特長」しか知らなかったところから、その根拠となる事実まで理解することで、商品の良さをより強く認識しました。ただただ純粋に「クリネってすごいじゃん!」と感じた瞬間です。

 

これまでもクリネという商品に対して良いイメージを持っていた自分。さらに、コンフォートを使用している患者さんから喜びの声を貰い、「コンフォートってすごいな。良い商品なんだな。」と嬉しく思う場面は何度もありました。しかし、それらに加えてクリネという商品の特長・その基部を知ることで、「入れ歯洗浄剤クリネ」にもなお一層の信頼と愛着が湧いたのです。

 

自分が「これ、オススメしたい!」と納得感を得て紹介できる商品があることは、とても素敵なことだなと改めて感じました。

さあさあ営業しなくては!

 

 

<つづく>

パイセンってどういう意味?

ハルカです。
自宅で過ごす時間が長いここ数ヶ月、YouTubeなどの動画コンテンツに触れる機会が格段に増えました。料理動画を見たり演奏家の動画を見たりと様々ですが、先日、とあるアイドルグループのライブ映像をリアルタイム配信という形で見ることに。過去に発売された映像を流しているだけだったのですが、「みんなで」「リアルタイムで」見るだけで、ただDVD映像を眺めるのとはまた違った高揚感を味わいました。

側から見ると、液晶画面を前にして一人でテンション高くタオルを回していたりと、ちょっぴり恥ずかしい光景ですが。新たな楽しみ方に出会うことができ、「これはこれでいいかも」などと感じています。

 

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さて突然ですが、こんなハルカも実は入れ歯屋4年目ということをご存知でしょうか?社会人4年目に何をしているかは、人・会社によって様々。そんな中、ハルカは4年目にして初めて新人トレーナーになりました。
今年の4月、入れ歯屋にも新たなメンバーが加わり、うち一名は我が営業部に。あだ名はシリアルちゃんです。
もちろん、新人教育は部署のメンバー全員で取り組みますが、私が一旗振り役として任を受けたのです。


そして、トレーナー役を受けてから既に約3週間が経過。この期間、知識習得の場を設けたり、部署内の様々な業務に関わってもらったり、そんな彼女の様子を伺ったり…と過ごしています。シリアルちゃんとのコミュニケーションが少しずつうまく回るようになってきたかな?という段階です。

そこでのハルカはというと、楽しさを感じると同時に考え事をぐるぐるぐる。毎日成長を見せてくれるシリアルちゃんですが、指示内容に無理はないか、指導方法が彼女に適しているかなど、考えに考えを巡らせています。

 


電話応対や商品知識を付けるところからスタートしているけど、業務量に無理はないかな?逆に暇な時間を作らせてしまってはいないだろうか??一つの業務を渡すとき、小さな部分から一つ一つ渡しているけどやりにくくないかな?大きい業務をボンっと渡すのが適していたりするかな?でもそれだとちょっと負荷をかけすぎかな。どうだろうか…

 


シリアルちゃんの業務への取り組みに対して「心配」こそしていないものの、よりよい教育にするにはどうしたらいいか?と頭を捻らせています。
しかし、そんな自分の不安をものともせず、彼女のできる業務や知識は日を追うごとに増えており、とても頼もしく感じています。そしてなにより嬉しい!!!
自分個人が何かを達成できたときにも喜びはありますが、後輩が何かをできるようになったり、それを喜んでくれていたりすると、自分も同じように嬉しくなります。

 

また、教育する立場になってから、「教えることもまた学び」だと痛感しています。
自分が理解していることを相手にも解る言葉や表現で伝える。そのためには、まず自分がしっかりと理解している必要があるのだと。よって、教えることを通して自分も再度学び、さらにはその学びを深めることへと繋がっています。
時に、シリアルちゃんへの教育や学びの場を設けると、彼女に限らず部署のメンバーも参加する場面が多くあります。こうして部署全体がレベルアップしていくのか!?と一人ドキドキしながらほくそ笑んでいます。
今はまだ「教えられる」場面が多いシリアルちゃん。しかし、スーパー営業マンになる日も近いのではと、近い将来に見える彼女の姿にとてもワクワクしています。私もうかうかしてはいられない…。

 

ゆけゆけハルカパイセン!

 


〈つづく〉

この一年間で何をしていたか

ハルカです。

社内でも在宅勤務をするメンバーが一気に増え、テレビ会議にお世話になる毎日を過ごしています。 ふとした時に自室のごった返したエリアが映りそうになるととても焦ります。

 

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4月も半ばを過ぎた2020年。

ここ一年ほどで様々な変化がありました。突然ですが、実は昨夏に海外事業部の仕事を離れました。

海外事業部にいた頃は「やわらかい入れ歯・コンフォート」をどのように売っていくのか、販売の経路をどのように開拓していくか、どのように患者さんと出会うのか…といったことに日々奔走していました。一から作り上げていかなくてはならないことも、わからないこともたっぷりある環境。

タイのポン先生のもとへ患者さんを呼ぶためには何をしたらいいかな…そんなことを考えていたある日、社長に呼び出されたのです。

 

部署、変わってみない?

 

……

かつて自分が内定者だった頃、「バンコクで入れ歯に困っている人を探してきてよ」と言われたあの日、ハルカは何の抵抗感もなく”YES”と返答しました。

そして、同じように社長室へ呼ばれての部署異動の打診。同じようにワクワク感MAXで”YES”の回答…というわけにはいきませんでした。正確には、興味と不安とが半々に入り混じった気持ちで異動を受けました。異動先は日本国内の入れ歯洗浄剤などの営業。

 

社長によると、今回の異動は「商品が売れる仕組みをハルカが学ぶため」だったそう。新卒3年目の私に対し、海外事業よりもずっと土台がある国内での経験の機会を与えてくれました。

一方、当の自分は、新しい環境での仕事を楽しみに感じつつも、なかなか実績を出すことのできていない海外事業に対して後ろめたい気持ちがあったのです。

 

 

国内での営業はとてもおもしろそう。でも海外の仕事を外れるということはつまりお役御免ということでしょう。。新卒とはいえ、2年ほど海外展開に関わってきて患者さんはほとんど捕まえられていない。収益を出せなくてはタダの赤字要員だし、飛ばされてもムリナイヨネー。

 

 

社長室へ呼ばれた直後は、そんなことをしばしば考えていました。社長からは「能力がないから飛ばすとかそういうのじゃないからね」と再三言われたにもかかわらず、海外の仕事を外れるということに対し、落胆している自分がいたことは事実です。

ただ幸いなことに、あまりくよくよ悩み続けないのがハルカ。異動することが確定してからは、新しい仕事にひたすらドキドキわくわくしていました。 

 

 

そんな経緯もあり、現在はやわらかい入れ歯・コンフォートの国内営業部にいます。その中でも特に入れ歯ケア用品の担当。入れ歯洗浄剤や入れ歯専用のブラシ、歯科医院向けの技工用品の拡販のため、毎日頭を捻らせています。

まだまだ強気な開拓が求められる海外事業部と比較すると、今いる部署は土台ができている環境。「どのように売上を伸ばしていくのか」「よりよい商品をどのように広めていくのか」を考え、実行する部署です。また、その他にも取扱商品の在庫管理や発注、製造手配、新商品の企画を考えたり…。

毎日、朝から晩まで入れ歯のことを考え、トライアンドエラーを繰り返していることは、どの部署へ行っても変わりません。

 

この部署ならではだなと感じる点は、自分が起こした行動からの反応が早いこと。

「こんなキャンペーンやってみよう!」と販促をかけると、翌日には受注につながることも。そしてそれらの結果が数字で表れるため、「なぜうまくいったか?」「なぜうまくいかなかったか?」を捉えやすいことは、やりがいに直結しています。

商品知識や数字の見方、販促のアイデア…まだまだ満たないところばかりではありますが…

 

毎日楽しいです!

 

 

<つづく>