「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

パイセンってどういう意味?

ハルカです。
自宅で過ごす時間が長いここ数ヶ月、YouTubeなどの動画コンテンツに触れる機会が格段に増えました。料理動画を見たり演奏家の動画を見たりと様々ですが、先日、とあるアイドルグループのライブ映像をリアルタイム配信という形で見ることに。過去に発売された映像を流しているだけだったのですが、「みんなで」「リアルタイムで」見るだけで、ただDVD映像を眺めるのとはまた違った高揚感を味わいました。

側から見ると、液晶画面を前にして一人でテンション高くタオルを回していたりと、ちょっぴり恥ずかしい光景ですが。新たな楽しみ方に出会うことができ、「これはこれでいいかも」などと感じています。

 

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さて突然ですが、こんなハルカも実は入れ歯屋4年目ということをご存知でしょうか?社会人4年目に何をしているかは、人・会社によって様々。そんな中、ハルカは4年目にして初めて新人トレーナーになりました。
今年の4月、入れ歯屋にも新たなメンバーが加わり、うち一名は我が営業部に。あだ名はシリアルちゃんです。
もちろん、新人教育は部署のメンバー全員で取り組みますが、私が一旗振り役として任を受けたのです。


そして、トレーナー役を受けてから既に約3週間が経過。この期間、知識習得の場を設けたり、部署内の様々な業務に関わってもらったり、そんな彼女の様子を伺ったり…と過ごしています。シリアルちゃんとのコミュニケーションが少しずつうまく回るようになってきたかな?という段階です。

そこでのハルカはというと、楽しさを感じると同時に考え事をぐるぐるぐる。毎日成長を見せてくれるシリアルちゃんですが、指示内容に無理はないか、指導方法が彼女に適しているかなど、考えに考えを巡らせています。

 


電話応対や商品知識を付けるところからスタートしているけど、業務量に無理はないかな?逆に暇な時間を作らせてしまってはいないだろうか??一つの業務を渡すとき、小さな部分から一つ一つ渡しているけどやりにくくないかな?大きい業務をボンっと渡すのが適していたりするかな?でもそれだとちょっと負荷をかけすぎかな。どうだろうか…

 


シリアルちゃんの業務への取り組みに対して「心配」こそしていないものの、よりよい教育にするにはどうしたらいいか?と頭を捻らせています。
しかし、そんな自分の不安をものともせず、彼女のできる業務や知識は日を追うごとに増えており、とても頼もしく感じています。そしてなにより嬉しい!!!
自分個人が何かを達成できたときにも喜びはありますが、後輩が何かをできるようになったり、それを喜んでくれていたりすると、自分も同じように嬉しくなります。

 

また、教育する立場になってから、「教えることもまた学び」だと痛感しています。
自分が理解していることを相手にも解る言葉や表現で伝える。そのためには、まず自分がしっかりと理解している必要があるのだと。よって、教えることを通して自分も再度学び、さらにはその学びを深めることへと繋がっています。
時に、シリアルちゃんへの教育や学びの場を設けると、彼女に限らず部署のメンバーも参加する場面が多くあります。こうして部署全体がレベルアップしていくのか!?と一人ドキドキしながらほくそ笑んでいます。
今はまだ「教えられる」場面が多いシリアルちゃん。しかし、スーパー営業マンになる日も近いのではと、近い将来に見える彼女の姿にとてもワクワクしています。私もうかうかしてはいられない…。

 

ゆけゆけハルカパイセン!

 


〈つづく〉