「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

ガーナの歯科医院でコンフォートを取り扱ってもらえることになりました。

ハルカです。

本日夕刻、入れ歯屋ブースへの人通りがやや静かになった頃、インカムのようなマイクを付けて軽くリズムに乗っていたら、近くの他社ブースを訪れていた方々が突如「Brazil! Brazil!」と大きな声を発しながら踊り出し、一緒に舞い踊る事案が発生しました。ドイツにいながらリオのカーニバルのプチ体験。びっくりぽん。

なお、ブログのトップに表示されるであろう以下の写真は、そんなリオとも繋がりのあるナポレオンが訪れたレストラン(でナポレオンが座ったといわれる席)。

 

 

さて、ドイツで開催されている展示会 IDSも本日から一般公開をなされ、会場全体において昨日の「ディーラーデイ」以上の来訪がありました。中には、大きなモニターを使用してデモを行う企業もあり、気合いの入る様が伝わります。

入れ歯屋ブースへも多くの方が立ち寄ってくれました。その出身地はさまざまで、ポルトガル、スペイン、スイス、セルビアボスニアギリシャリトアニア、トルコ、エジプト、南アフリカ、オーストラリア、台湾、中国、韓国、シンガポール、インド、サウジアラビア、タイ、インドネシア…今思いつくだけでもかなりの地域。

 

我々は主にハルカ、新卒一年目のフルチャン(当ブログ初登場)に加え、内定者の学生2名を中心としてブースへの呼び込みや来訪者の対応をしています。

内定者のお二人にとっては、歯科の展示会参加はもちろん、入れ歯に関する知識もはじめてのことがいっぱい。にも関わらず、内定者とは思えぬほど頼りになるメンバーです。

お二人へは、今年の一月に「IDSの研修」と称して五日間の研修を設け、入れ歯屋のあれこれや商品のことをとにかくインプットしてもらいました。しかしながら一週間でマスターするにはかなり厳しい課題。研修を終えた直後も、そして数日前にドイツで久々に顔を合わせた時も、「ちゃんとできるかな…」と不安げな表情を見せていました。

 

そして本日。

改めてブースを見まわしてみると、しっかりと呼び込みを行い、自然に来訪者への受け答えをし、いたって普通に接しているではありませんか。適応能力の高さはさることながら、その状況に立たされたときには「なんとかする」姿に尊敬の念を覚えました。

 

ちなみに、今回一緒にドイツへやってきたフルチャンは、普段は日本国内でやわらかい入れ歯・コンフォートを広める役割を担う営業さんです。彼女は、このドイツ出張が人生初の渡航。フルチャン自身英語に不安を抱えつつも、共にドイツへ来ることができてハルカはとてもうれしいです。

フルチャンは、ドイツへの出発前、さらには展示会が始まって以降も英語での商品説明に対して強い抵抗感を露わにしていました。社長からも「今日は英語でたくさん話すように」などと圧をかけられ、眉間に皺を寄せていたり。しかしそんな彼女も、実際にブースへ人が来始めると、「どうにかこうにか伝えよう」という気が強く伝わってきました。

 

 

本当にみんなすごいわ…などと思いつつ、「ハルカ自身はちゃんと仕事しているのかよ!?」と思われかねない充実したIDS二日目でしたとさ。

 

 

<つづく>

 

ケルシュ、飲みました。たぶんアルトなんとかも飲みました。