「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

ゼロからイチ、イチから…

ハルカです。

先週末、初めて海ほたるへと訪れました。

その名は聞いたことはあるけれど、その詳細はほとんど知らなかったハルカ。せっかくなので、母へ「『海ほたる』という海底トンネルの途中にあるサービスエリアへ行った」と話したところ、「アクアラインね笑」と。逆に辱めを受けた気分でした。

その「サービスエリア」には、海を臨むテラスに、半円型の塊が置かれています。トンネルを掘り進める際に使用した代物なんだとか。目の前で見、手で触れてみると、その歯が欠けた部分はごく僅かであると判りました。海底にトンネルを造ること、そのための機材についても、技術力の高さに圧倒されるばかりです。

 

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早いもので、バンコクの公園にて入れ歯に困っていたイッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんと出会い、5ヶ月が経過。

そして、そのおばあちゃんたちを探し始め、ポン先生の病院へとお招きし…といった流れを動画に収めていましたが、その動画にも字幕が付き、ほぼほぼ完成。しかしながら、ただ動画を流したとしても、それだけでコンフォートに興味を持ち連絡をいただくことは至難の業です。

ゆえにハルカは、具体的にどのような形で活用をし、さらにはプロモーションをしていくべきかについて悩んでいました。

 

すると、久方ぶりにナイスミさんが登場。

 

「もうすでに、タイではほとんど知られていないコンフォート、そのよさをわかってくれている人がすでに2人もいるじゃない。その方の声を広めていけばいんじゃないの。」

 

と。 

要するに、事業でまず苦労を要する「0→1」は、すでに乗り越えたも同然。今後は、その「1」となってくれた方の喜ぶ姿をどのように広げていくことができるのかだと。

 

確かにその通りであると感じたハルカ。そこで、イッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんのお声をより広く伝えるべく、

 

タイにてイベントを開催します。

 

イベントとはいっても、大きなホールで何百人も集めてといった大規模なものではありません。

日本で言う公民館のようなちょっとした空間を設け、イッポンばあちゃんとカムバックばあちゃんのコンフォートを試した感想を話してもらう、ミニトークショー

入れ歯に困っている方はもちろんのこと、ばあちゃんたちのお友達やご家族をはじめ、より多くの人をお招きできたらと考えています。タイにてコンフォートを推し進めていくにあたり、タイ人でコンフォートのよさを直に感じている方々からの言葉こそが、もっともストレートにタイ人の心へと届きうるのではという戦略です。

 

まだまだぼんやり且つふわふわとした企画ではありますが、「公園で入れ歯に困っている人を探してきて」と言われたとき以上に、より実のある企画にと、わからないなりにも新たに決意をするハルカなのでした。

 

<つづく>