「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

ここはどこ?私はハルカ。

ハルカです。

前回の「ハイスペブログ」、ハルカの周囲からの反応がかなり良く、あちらこちらから好評の声をいただきました。それらのコメントが嬉しい反面、どこかにほんの少しのジェラシーを感じてしまったハルカ。被られた猫50匹の覆面下は、真っ黒なお腹を持つクロハラハムスターなのかもしれません。

 

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さて今回は、私ハルカが入れ歯屋へインターン生として来ていた頃のお話です。

3月に「解禁」した就職活動。その後6月にも何かが始まったようですが、タイした就職活動も行っていない私にとっては未知の世界。就職活動真っただ中の知人から相談を受けても、「うーん、よくわからないや」とすっとぼけてばかりです。

 

以前、

sekai-de-ireba-challenge.hatenablog.com

 

でも触れたように、私が参加した当時、入れ歯屋のインターンシップは5日間の社長直轄型。その期間・内容は時期や参加学生数によってさまざまですが、その時は「海外の入れ歯市場を調べ、マーケティングプランを考える」というものでした。

 

ハルカと同日程で参加したのは以下2名。記憶もおぼろげではありますが、せっかくなので名付けてみることとしました。

  •  イシキタカイくん

通称イシキタくん。当時、大学2年生ながらインターンシップに参加していた意識高い系大学生。真面目かつ指揮を執ることができるものの、時折空回りしていそうなタイプ。花粉症に悩まされている。

  •  キホンカモクくん

通称ホンカモくん。(ハルカの記憶が正しければ、)蜘蛛の糸の研究をしており、「スカウトされた」という理由で入れ歯屋へ来た不思議大学院生。基本的に寡黙ではあるが、こちらから声を掛けると意見を出すタイプ。オフィスへは飛行機で来ていたらしい。

 

2人とも良い人といえば良い人なのですが、インターンシップ初日が初対面ということに加えて、イシキタくんのキャラクターがとにかく濃いことこの上なし。このメンバーでうまくやって行けるんだろうかと不安になるばかりでした。

そんな中での初日は、社内インタビューから始まり、その日の終わりに国決めを行います。好きな国を選択するなどできるはずもなく。クジで引き当てた国について取り上げるというシステムでした。

 

情報収集の容易さから、やはり英語圏がいいな、台湾でもいいかもな、さらに欲を言えば個人的に好きなオーストラリアとかでもいいな…。そんなことを考えていると、イシキタくんがカードを引き当てました。カードが示した国は、

 

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え、どこ?

 

アラブ首長国連邦」でした。

 

グループのメンバーと打ち解けられるのか不安を残しつつ、さらには英語圏などという望みはこれっぽっちも叶わずと、予想の斜め上から始まったインターンシップ

このお話の続きはまた今度。

 

<つづく>