「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

思考をととのえて、

ハルカです。

先日、社長のランニング仲間の会へ参加をしてきました。ありがたいことに、その会へ参加している方々が本ブログを読んでくださり、お呼びを受けた次第です。

最初に訪れたのは、銀座の隠れ家バー。何を注文していいかわからず、梅酒を頼んだところ、

「ごめん、ワインしか置いていなくて…」

誰かに誘われない限り、基本的に自宅へと引きこもる、怠惰なハルカの性分が露呈した瞬間です。

 

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さて、相も変わらずタイのことばかり考えているハルカです。

まだまだ準備段階といえど、準備段階だからこそあれやこれやと考えなければならないことが多くあります。

社長からの指令はあくまで、

 

「コンフォートの事業をいつでも進められるようにしておいて」

 

ということだけ。

わからないなりに調べ始めると、ある程度のことは少しずつ明らかになってくるもので。調べたことを少しずつリストアップしていきました。

 

  • タイで入れ歯は医療機器
  • 生産拠点を建てるとすると、その規模によって許認可や申告が必要
  • 手順を踏むと輸入関税が低くなる
  • BOIがなんとかで
  • なにかがあれでこうなる…
  •  

 

当然のことながら、知っていることよりも、知らないことが多い情態のため、新たな情報が入る入る入る。「へぇーそうなのか。」とか「あーなるほど。」といった感情があふれ出します。

忘れないように、今後振り返った折にわかりやすいように、テキストに打ち込んだりノートに走り書いたり。そんな中、ふと思ったのです。

 

あれ、いま何がわからないんだろうか?

 

と。

ただひたすらに無作為に思いついた疑問点を解消していくと、判る解ることは解るけれど、判らないことがワカラナイ。手の着けようがなくなり、唸るばかりです。

そんな私の元へ社長がやってきました。

 

マインドマップをつくってごらん」

 

マインドマップ、聞いたことはあるけれど、実際に活用したことはこれまでに数えるほど。過去につくった際も、うすらぼんやりとした知識・考えの範疇に収まるものであり、これといって大きな気付きがあったわけではありませんでした。

 

とにかくまずは、見よう見まねで書いてみることに。言葉で説明するよりも、見た方が早いだろうという推測の下、実際に作成したものを紹介。

 

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ぐちゃっとしているし、とにかく青いペンが青い。しかし、いざ書いてみると、今取り組まなければならないことが、より組織化されて見えるようになりました。

 

少し前の自分が「タイの規制について調べる」と思い立ったとすると、まずは、タイへの日本企業の参入に関わるWEBサイトをひたすら見て回ることに徹していました。そして、そのサイトで見つけたキーワードを頼りに、「あっ、日本人が現地で働くにはビザと労働許可が必要なのか」「原材料の輸入にも許認可がいるのかも」と目の前に出てきた課題を、その都度その都度チェック。忘れたらまた少し前へ戻って、ということの繰り返しでした。

 

しかし、マインドマップを作ってみると、「今調べなければならない規制事項は、こことここ、さらにはこの領域にあるな」と、より全体や少し先を見据えたものに。試しに作ってみたマインドマップにこれほど救われるとは、1週間前の自分は、知る由もありません。

 

 

社長って、すごいのね。

 

<つづく>