位置について、よーい…
ハルカです。
先週末、「暇だから」という理由で友人とランチへ行きました。
そのまま母からのお使いを果たすべく新大久保へ初上陸。田舎者らしく写真も撮りました。そして再び、「暇だし」という理由で新宿を散歩していたところ、うしろから声をかけられるハルカと友人A。
ティッシュかな?と思い振り返ると、そこに立っていたのはなんと入れ歯屋の技工士さん。あれほどの雑踏の中でよくぞ遭遇したなと、未だに驚くばかりです。
そんなハルカは、タイへの二度目の出張を終えた後、アルバイトではなく一社員としてタイでのコンフォート事業に携わっています。前回の出張時、コンフォート入れ歯にしたおばあちゃんたちの喜ぶ姿を見ることができ、今もうれしい気持ちでいっぱいでした。
そんな中、先週あたりに社長から
「タイのことは中心で進めていってね」
と告げられ、あっさり引き受けていたのですが、一週間ほど経過したここ数日。今さらながらに気付きました。
あ、これ割と大変なやつだ!
と。
まず何から始めればいいのかわからない。かろうじて、社長から「コンフォートをタイでいつでも開始できるように調えておいて」と指示を受けたので、早速取りかかります。
今後はタイ国内へコンフォートを広めていくことに注力するわけですが、それを実現するためには、タイについてあれやこれやと調べることも要されます。輸入・販売規制や輸送手段はもちろんのこと、医療機器、医薬品に化粧品のこと。そもそもタイでは入れ歯は医療機器なのか?等など。
Googleさんに聞いてみるだけでは明らかにならない点も多く、調べることも一苦労。しかし、本当に大変なのはその後だったのです。
そもそも、柔らかい入れ歯・コンフォートは、製品の特性上、毎日の洗浄が必要とされており、コンフォート入れ歯は「clene」という入れ歯洗浄剤を使うことが必須となっています。
当然、タイでコンフォートを使ってもらう患者さんにもこのcleneで洗ってもらわなければなりません。
そして、このcleneをタイへ持ち込むことに関し、
そういえば、入れ歯洗浄剤ってタイではどう扱われているんだろう?
という疑問が浮上しました。
日本においては入れ歯洗浄剤は「雑貨」とみなされているものの、海外では「医療機器」と分類されることもあるそう。念のためポン先生へ確認してみると、医療機器との回答が。
数か月前までの自分であれば、「だから何?」と感じていたかもしれませんが、そうはいかず。
というのも、タイで医療機器の輸入・販売を行う場合、公的な文書をいろいろ集めてタイで許可をもらわなければなりません。にもかかわらず、日本において入れ歯洗浄剤は医療機器ではなく、タイから求められている文書を集めるのは不可能に等しいとのこと。
すなわち、コンフォート入れ歯を使うには必須の洗浄剤cleneが、このままではタイへ向かえない!という悲劇に見舞われたのです。
タイ現地での入れ歯セットを終え、一段落したかと思いきや、スタート地点にさえ立つことができていない現状を身を以て知った今日この頃。
もやもやが止まりません。
もやもやモヤもや…
<つづく>