「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

入れ歯の人を探せ!

ハルカです。
タイへ到着した直後に腕時計の電池が切れました。時計のない左腕にも、どうしても目をやってしまいます。
更に昨日は、シャワーを浴びたらトイレが浸水しました。

 

さて、本日早速「タイの街中で入れ歯に困っている人を探す」ミッションが開始となりました。今回、入れ歯に困っている人を見つけた後、柔らかい入れ歯・コンフォートにしてもらうという流れになっています。コンフォートにしてもらうには、その後の診療へ来れるかの確認等、条件が加わるため、それらを満たす人を大体3〜5名ほど見つける予定です。
そして、今日と明日を使い、「入れ歯に困っている人探し。」


午前6:00、ホテルのロビーでハイスペさんと待ち合わせ、駅へ向かいます。駅までは、聞いたところによると徒歩10分、第一の目的地とした市内最大の公園へは電車で15分程ということでした。

 

午前7:00、公園到着。タイ在住の方からの、「朝の公園ではおじいちゃんおばあちゃんらが多く運動している」との情報を元にやって来ました。実際、驚くほど多くの方が、太極拳やウォーキング、ジョギング等をしています。
…いや、それより何かがおかしいぞ?なぜホテルから1時間もかかったのか。その理由は至極単純でした。そうです、駅までの道程で迷いに迷ったのです。ここへ来て、ハルカ&ハイスペの方向感覚ダメダメコンビの誕生です。


その後、通訳さんが来るまでの約30分間、身振り手振りとインターネット翻訳を利用し、コミュニケーションを図るも失敗。
通訳さんのお力により、その後のやり取りは順調そのものでした。もちろん、断られることがほとんど。

 

そして、とあるおばあちゃんに遭遇。なかなかに興味を持ってくれます。

 

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約1分の説明の後、そのおばあちゃん、なんと我々の企画に参加しコンフォートを試してくれるとのこと。さっぱりあっさりな形で引き受けてくれ、ハルカもハイスペさんもびっくりぽん。

 

早速、おばあちゃんに、コンフォートにするための診察やクリニックについての説明を始めたその時。

 

「j#a/_.々3¥°2→>〆€」

 

後ろからタイ語のおばあちゃんが2人ほどぞろぞろとこちらへ寄ってきます。どうやら、先ほどのおばあちゃんのお友達の模様。おそらく、「何やってんのー?」といった様子です。

 

そしてハルカ。せっかくだし、ついでに聞いちゃえ!ということで、

 

「おばあちゃんもコンフォートにするー?」

 

「する!」
「するー!」

 

 

あれ?

 

集まっちゃった。
想定外のスピード採用に頭がついていきません。取り敢えず、一旦切り上げて朝食へと向かいます。


これぞまさに、

 

朝飯前!

 

<つづく>