「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

おばけよりも恐いのは?

ハルカです。

最近のマイブームは「保湿」です。毎日、朝晩に土台美容液という名の泡を顔に塗りたくっています。これまでは2~3秒で済ませていた入浴後の化粧水も、少しでも多く吸収するべくコットンを活用。それだけでは飽き足らず、卓球のラバー張り替えに伴い、練習後は毎度こちらにも泡を塗り始めるように。

どちらも、継続することを目標に頑張ります。

 

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さて最近のハルカはというと、主に中国とのやり取りに苦戦をしています。

 

元より、中国への進出も視野に入れつつ現地パートナーとの業務を進めている入れ歯屋。現在は日本人歯科技工士・ソンベンさんが現地へと赴き、その準備も着々と進みつつあります。

 

そんな中、一か月ほど前のある日のこと。現地取引先から突然の連絡が入りました。

 

「9月16日~17日に中国の歯科医院を集めてセミナーを開くからよろしくね。ソンベンさんに講師をしてもらうから。至急セミナーの内容をまとめて送って。」

 

…ん?

 

過去にそのような企画をこちらから提案したこともなく、一方でそのパートナーから相談を受けた記憶もありません。まったくもって耳にしたことのない内容にソンベンさんを始め、皆あんぐり。ハルカも動揺するばかりです。

 

「なぜそれをやる必要があるの?そのような話を受けたこともないし、ましてや急ぎでセミナー内容を決めて送るなどすぐにできるわけがない。」

 

と諭します。

 

「そっちがセミナーを開く必要があるって言っていたじゃないか!もう参加者のスケジュールは確保してあるし、とにかくすぐに当日のスケジュールを送ってくれないと困る!」

 

こちらが何を言おうと相手は激憤するばかり。なす術もなく、後日改めて連絡をしました。結果、いくつかの条件をこちらから提示をし、セミナー開催に踏み切ることに。とはいえ、ソンベンさんもセミナーを一人で受け持つことは初めてです。ましてや開催は約1か月後。当日のタイムスケジュールについての打ち合わせや、資料や備品の準備に取り掛かります。

 

そしてセミナーを2週間後に控え、こちらでの準備もある程度完了し始めた頃のこと。

 

「参加人数がおおよそこれくらいになりそう」

 

との報告が。

しかしながら予め聞いていた参加人数とは異なり、明らかに既に準備している資料、備品共に不足すると見られます。さらには、「1日だけでは短すぎる」「日程を変更した」等々突然の変更や要求の連続に、情報は錯綜するばかり。かといってこちらから伺うも、「今ちょっと忙しいからムリ」と回答してもらえない始末…。

 

果たして、無事セミナーを開催することはできるのでしょうか?

 

 

<つづく>

 

……

 

と言いつつも、セミナーは無事に終えることができました!

参加者からも良いお声が寄せられ、現地のソンベンさんの頑張りの賜物です。

 

ハルカ自身、中国のパートナーとは未だ直接お会いしたこともなく、十分な信頼関係を築くことができていないことも、今回起きたゴチャゴチャの要因の一つかもしれません。

人間とのやり取りが、仕事の中で一番困難を要するのではないか。そう感じるハルカなのでした。

 

ある日、突然入れ歯屋の電話営業メンバーに加えられた、海外事業部の新入社員はこう考えた。

ハルカです。

パズル系の携帯ゲームに以前からハマり易い性質なのですが、ここ最近はずっとLINE POP 2に没頭する日々を送っています。毎日ひたすら遊び続けているわけではありませんが、そのゲームを始めてから早2年ほどが経過しています。

課せられたミッションをクリアし、次のステージへと進む形態をとるゲーム。遂に、次のステージが「COMING SOON!」と表示された地点まで辿り着いてしまいました。それを知った友人からは、私との間に一線を引かれたかのような眼差しを向けられ、「むやみに誰かとLINEの友達登録をすることができない」と気付いたのです。

 

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さて、お盆の休暇を終えてから電話営業に励んでいたハルカ。

本日、ついにその新企画がスタートしました。やわらかい入れ歯・コンフォートのロゴをはじめ、ポスターやパンフレット、WEBサイトも一新しています。そしてそのWEBサイトが本日お目見えに。

www.bitecglobal.com

入れ歯をいまお使いの方はもちろんのこと、抜歯後、インプラントやブリッジを検討している方にも知っていただきたい「新しい」コンフォート。

 

ちなみに、以前ブログでも紹介したハルカの電話営業は、この「コンフォートシリーズ」に新たに参画してくださる歯科医院さんを少しでも多く集めるためのものでした。その営業メンバーの中には、来春入社予定の内定者アルバイトも登場していたりと、全社挙げての大プロジェクト。

その甲斐あって、8月末までに行った電話営業の結果は予想を大きく上回り、ただただ嬉しいばかりです。

 

 

実際にハルカが電話営業に従事したのは、8月中旬からの約2週間。且つ、一日当たり1~2時間ほど。

営業を始めた初日は、受話器を取ってボタンを押すことでさえも緊張していました。これまで、入れ歯屋へとかかってくる電話を受けることは多々ありましたが、「自分から」「営業のために」「歯科医院へ」掛けることが、ある種のプレッシャーとなっていたのです。

 

しかしながら、数をこなせば慣れることができるということも事実。気がつけば、口もぺらぺらと回るように。一つの通過点を迎えた今振り返ると、あたかも全てが上手く進んだようにも感じられますが、様々なことが起きた2週間でした。

 

 ……

 …

「いつも入れ歯のコンフォートでお世話になっております。入れ歯屋のハルカと申します。コンフォートの新しい企画についてお電話させていただいたのですが、院長先生は…」

「診療中です。」

「それではまた後ほど改めさせていただきます。」

 

 

「入れ歯のコンフォートでお世話になっております。その後院長先生はお手すきでしょうか?」

「外出しました。」

 …

 ……

 

こんなやりとりはまだまだかわいらしいもの。中には、「新しいサービス、企画」と口にした途端断られてしまうことも。

ただ、繰り返し電話をかけ、コンフォートや自分の名を覚えてもらううちに、相手方も少しずつ興味を持ってくれるようになるというケースがいくつかありました。ある歯科医院さんは、こちらからの営業電話を機に検討を重ね始め、何度も問い合わせの連絡をいただくように。最終的にその歯科医院さんから、加盟頂くとの回答が届いたときは、とても嬉しく感じました。

特に、「営業として獲得した」といった感覚とは違った、「親しい人に良いことがあった」時のような喜びを噛みしめていたのです。

 

たとえ、電話口でしか話していない相手であったとしても、信頼関係のようなつながりが生じうるのだと、身を以て知ったハルカ。当然、今回の電話営業からの気づきはこればかりには留まりません。

そんな中で総じて感じたことは、

 

営業って大変だ。

 

<つづく>

二兎を追う者は一兎をも得ず。

ハルカです。

以前、髪をバッサリ切った際に、ガッキ―と同じ髪型にとお願いをした結果、ちびまるこちゃんへと変わったことがありました。その後、数週間前に再度美容室へ赴いたところ、今回はなんと希望通りにカットしてもらえ、本当に満足満足。

ちなみに今回のイメージは、欅坂46の平手ちゃん。もちろん、似せようとしたのはあくまで「髪型」であり、すべてを似せることができないとは百も承知です。

 

 (引用:欅坂46オフィシャルサイト)

 

ここ最近は、業務に追われる日々を送っているハルカです。気付けばお昼休みを迎え、さらに気付くと定時の18時を回る。少し前の日曜夜に「明日からまた仕事か」と思っていたにもかかわらず、あっという間に金曜日。こうして1か月、半年、1年…と月日は流れて行くのだなとしみじみと感じています。

そんな中、いつものように業務に取り掛かっていると、ふとあることに気がつきました。

 

あれ、担当地域が増えている…?

 

そもそも、現在、ハルカが属する入れ歯屋の海外事業部としては、国・地域別に担当を分けることを徹底しているわけではありません。ただ、それぞれ1つの国・地域については、あくまで中心に進める者が現地のパートナーと連絡を取り、時には他の者がサポートをしたりと、分業しているようなしていないような環境下にて進めています。

 

これまで、ハルカが主に担当していたのは、タイにおける事業展開。

仕事に慣れ始めながら少しずつほかの国の業務も受け持つようになり、気付けば、タイとベトナムと中国と連絡を取り合っていました。その内容は、技術移転トレーニングの準備をしたり、海外からの受注をチェックしたり、契約書の更新作業に手をつけてみたりと様々。

 

しかしながらハルカ自身は、さほど要領がいいわけでもなく、基本的にはのんびりな性格。海外事業部の業務に加え、コンフォートの営業電話をチョコチョコと掛けているうちに、「あ、これもやらなきゃ。」「はっ!!!忘れてた!」といったことも時折起きてしまいます。

 

そうしていると、社長からアドバイスを掛けられたのです。

「急ぎで、かつ重要度も高い仕事」なのか「重要度は高いが、緊急性はない仕事」なのか…と業務の種類を分けていくといいのだ、と。その手法としては、「緊急度」と「重要度」とで2次元の座標軸を描き、その4つの象限にやらなければならないことを分類するといいらしいです。

 

正直、その「重要である」ことの定義がまだ曖昧で、どのように分けたらよいのか半信半疑なハルカ。ただ、まずはその通りに試してみると、どうやら自分の業務は「緊急性はないけれど重要」な仕事がどちらかといえば多くあるのだと明らかになりました。

 

まだまだわからないことも多いと感じつつ、それらの業務をうまくスケジュール立て、より効率的な仕事ぶりを身につけ、さらには充実した私生活をも送り、キャリアウーマンになることが、今後の目標であるなと気付いたハルカなのでした。

 

<つづく>