「あのとき」タイにいた入れ歯屋ハルカのブログ

2016年11月某日、都内。内定先である入れ歯屋でアルバイトとして勤務していたハルカは、社長室へと呼び出された。そこで社長から告げられた言葉を機にハルカの入れ歯屋ライフが本格始動。入れ歯との出会い、社長から課されるミッション、初めての社会人経験…そんなハルカの日々を綴ります。

あらためまして、

ハルカです。

3日前から筋肉痛に悩まされています。

先月末から参加し始めた地域の卓球クラブがその要因。運動不足の解消にと軽い気持ちで始めたものの、いざ蓋を開けてみると、そこはごく一般的な卓球部のようでした。指導者の方に球出しをしてもらい、ひたすら打つ打つ打つ。決められた本数を連続で入れられるまで次の人と交代はできません。

交代をし、すこし呼吸を整えようとするも、次は球拾い。虫取り網を振り回すことで結局息は切れるばかりです。

卓球に加えてプール通いも検討していたハルカ。どうやら卓球だけで、この一夏、バテ尽くしそうな勢いです。

 

(それにしても、この写真の男性の打ち方は異常…)

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今さらながら、ここ最近はブログにタイのことを書いてないなと気付きました。

あくまで、「ある日、社長から『海外のどこかの街で入れ歯で困っている人を見つけてきてよ』と言われて海外で入れ歯の人探しをすることになった新入社員のブログ」なので、

 

ま、いっか。

 

もちろん、タイのことを何もしていないわけではございません。

出張時のビデオを振り返り、いくつかピックアップしてハイスペさんへ渡したり、柔らかい入れ歯・コンフォートのタイにおける医療機器登録の手続きを進めたり。そして、その業務の一つには、タイ語翻訳者探しがあります。

 

sekai-de-ireba-challenge.hatenablog.com

 

上の記事を投稿した時点では、「日本語とタイ語が話せて、Web制作を行うことのできる人」を探し出そうと試みていました。とはいいつつ、Web制作はどうやら社内でできそう。そんな理由の下、現在はWeb制作はできなくてもいいから、「日本語とタイ語が話せる人。タイ人で。」との条件にて、人探し継続中です。

 

途中経過としては、順調に候補となるタイ人が見つかりつつあるという現状。

条件が緩和されたことはもちろんですが、これまでお世話になってきた方々のさらなるご協力をいただいた結果の賜物だとつくづく感じています。

ハルカ自身にタイ人の友人はいないにもかかわらず、いざ「探し出したら見つかる」というこのネットワークに感服するばかり。

 

 

みなさま、いつもいつも

 

ありがとうございます!

 

<つづく>

コミュニケーションに極意はあるのか?

ハルカです。

以前、同期のポニーさんからもらったシールがかわいらしく、お気に入りとなりました。少しずつあちらこちらへ貼り付けて、ほんわか癒されています。

私はこれまで、似たような歯科グッズを見かけたことがありませんが、さすが歯科技工士、歯に関するグッズは見逃さない性質を持っているのでしょうか。

 

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さて、入れ歯屋では週に2度、新人会議というものが開かれています。

参加者は、社長とポニーさんと私の3名。この会議はいつも、次の社長の一言から始まります。

 

「最近どう?」

 

我々新人2名が、最近取り組んでいる業務のことはもちろん、困っていることや悩んでいることを互いに共有します。その上で、会社や社長の思いを聞き、ちょっとした「なんで?」を解消したり、稀に社長から勧められた書籍の感想を話したりすることも。

 

この日は、その新人会議にて次のテーマが挙がりました。

「言ったからといっても、聞き手に伝わっているとは限らない」

 

普段の生活を振り返れば、確かにそうだなと感じます。

「え、あのときこう言ったじゃん」と、そう家族にそう発することはあるし、ましてやまだ慣れない環境であればなお。すると社長が、「経営者になる経営者を育てる」という書籍を引用し、以下のことを紹介してくれました。

 

  • Said ≠ Heard
  • Heard ≠ Listened
  • Listened ≠ Understood
  • Understood ≠ Agreed
  • Agreed ≠ Convinced

自分が言ったからといって、聞いてもらえたわけではなく、聞いてもらえたからと言って聴いてもらえたわけでもない。聴いてもらえたからと言っても、理解してもらえたわけではなく、理解してもらえたからといって賛成してもらえたわけではない。賛成してもらえたからといっても、納得し行動しようと思ってもらったわけではない。

 

加えて、その本によると、一方的に「伝える」のではなく、「共有する」ことが必要なんだとか。

これはすなわち、送り手が「伝える」ことはあくまで手段であり、受け手が「共有する」ことが目的であるということ。そして、送り手がいかに送ったかではなく、受け手がいかに受け止めるか、ということだそうです。

 

この話をした際に、社長が「今度、会社のみんなにこれを話そう」と言っていましたが、そんなことお構いなしに本ブログでも使わせてもらいました。それだけ自分の中で「納得し、行動しようと思った」内容であったと言っても過言ではありません。

 

コミュニケーションって簡単なようで難しいと、つくづく感じるハルカなのでした。

 

 

<つづく>

 

終わりに、加えてハルカが感じたことメモ。

本日、偶然「大学時代は何を勉強していたんですか?」といった質問を受け、この「共有する」ことをふいに当時学んだことに写しこんでみました。もちろん、かなり単純化したもので。

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まず、プレイヤーはメッセージの送り手と受け手の2名。

各プレイヤーの行動は、相手に「言う」「言わない」、および相手の発言を「聞く」「聞かない」のそれぞれ2通りで、送り手が行動した後に受け手は自らの行動を決定するが、送り手がどの行動をとるのかを認知できない状況です。

本来であれば送り手のタイプだとか利得が等の提示が必要。そもそもこの考え方が合っているのかどうかや、意味があるのかないのか等は、メモなのでまずは無視。

 

仮にこのイメージが間違っていないのであれば、おそらくこの一連の流れが、上に記した5つの段階(Said → Heard  Listened  Understood  Agreed  Convinced)を経てこそ、相手に納得し行動しようと思ってもらえるのだなと、ぼんやりと考えた、そんな華の金曜日です。

ここはどこ?私はハルカ。

ハルカです。

前回の「ハイスペブログ」、ハルカの周囲からの反応がかなり良く、あちらこちらから好評の声をいただきました。それらのコメントが嬉しい反面、どこかにほんの少しのジェラシーを感じてしまったハルカ。被られた猫50匹の覆面下は、真っ黒なお腹を持つクロハラハムスターなのかもしれません。

 

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さて今回は、私ハルカが入れ歯屋へインターン生として来ていた頃のお話です。

3月に「解禁」した就職活動。その後6月にも何かが始まったようですが、タイした就職活動も行っていない私にとっては未知の世界。就職活動真っただ中の知人から相談を受けても、「うーん、よくわからないや」とすっとぼけてばかりです。

 

以前、

sekai-de-ireba-challenge.hatenablog.com

 

でも触れたように、私が参加した当時、入れ歯屋のインターンシップは5日間の社長直轄型。その期間・内容は時期や参加学生数によってさまざまですが、その時は「海外の入れ歯市場を調べ、マーケティングプランを考える」というものでした。

 

ハルカと同日程で参加したのは以下2名。記憶もおぼろげではありますが、せっかくなので名付けてみることとしました。

  •  イシキタカイくん

通称イシキタくん。当時、大学2年生ながらインターンシップに参加していた意識高い系大学生。真面目かつ指揮を執ることができるものの、時折空回りしていそうなタイプ。花粉症に悩まされている。

  •  キホンカモクくん

通称ホンカモくん。(ハルカの記憶が正しければ、)蜘蛛の糸の研究をしており、「スカウトされた」という理由で入れ歯屋へ来た不思議大学院生。基本的に寡黙ではあるが、こちらから声を掛けると意見を出すタイプ。オフィスへは飛行機で来ていたらしい。

 

2人とも良い人といえば良い人なのですが、インターンシップ初日が初対面ということに加えて、イシキタくんのキャラクターがとにかく濃いことこの上なし。このメンバーでうまくやって行けるんだろうかと不安になるばかりでした。

そんな中での初日は、社内インタビューから始まり、その日の終わりに国決めを行います。好きな国を選択するなどできるはずもなく。クジで引き当てた国について取り上げるというシステムでした。

 

情報収集の容易さから、やはり英語圏がいいな、台湾でもいいかもな、さらに欲を言えば個人的に好きなオーストラリアとかでもいいな…。そんなことを考えていると、イシキタくんがカードを引き当てました。カードが示した国は、

 

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え、どこ?

 

アラブ首長国連邦」でした。

 

グループのメンバーと打ち解けられるのか不安を残しつつ、さらには英語圏などという望みはこれっぽっちも叶わずと、予想の斜め上から始まったインターンシップ

このお話の続きはまた今度。

 

<つづく>