塵も積もれば山となる。
ハルカです。
前回の記事でも触れましたが、先週末の4月22日、23日の二日間、「わくわく入れ歯ハイキング~100km編~」へ参加してきました。結果からお伝えすると、
100km完歩できました!
完歩後でも走れていたりと、比較的余裕に見えるゴールとなりましたが、その後発熱。入れ歯屋から課せられるミッションとしては、「月曜日に意地でも出社」というものがあるものの、私ハルカはまさかの「月曜日に意地でも病院」というオチでした。個人的にはなんだか少しかっこ悪いなと。
終わった今振り返ると、「果てしなく遠い目標であったとしても、必ずしも無理とは限らない」と感じるようになりました。
スタート直後、5km歩いた時点でも「これをあと9往復半するのか」と絶望していました。しかし、約10kmごとに設置されるチェックポイントや、ところどころに見えるコンビニ、信号機といったマークを見つめながら歩くことで、小さな達成感と次への期待を抱き、歩き続けることができたのです。
近くに目標をつくりながら少しずつ向かえば、時間はかかるかもしれないけれど、いつかは辿り着くことができる!身を以て知った2日間でした。
また、歩いている間、自ら驚くほどに心境の上がり下がりがめまぐるしかった2日間でもありました。スタートから最後まで思い続けていたこととしては、「排水溝の穴が憎い」という点が挙げられますが、それ以上に感じたものは多くあった100kmウォーク。その様子をザザザッとお伝えしていきます。
まずはスタート地点。少しの期待と不安を持ちながら、たくさんのスタッフさんとハイタッチをして歩き出します。ハイキング気分で気付けば20km。割と100kmも歩けるのでは?と調子に乗り始めた頃でした。「いちじくケーキを食べたいです」と冗談を言えるほどの余裕さえ。
そして40kmを過ぎた折。
そろそろ足のあちこちが痛み始めるも、それと同時に日が暮れ始めます。周囲の見え方の変化や、入れ歯屋からのサポーター様らの応援によって少し気分も変わり、「まあ、まだ行けるな。」しかし、このあたりから雨もパラパラと降り出すように。
やがて50km地点を超え、60kmまでひたすら足を動かしていたそのとき、闇に飲み込まれ始めました。それまでと同じように歩いているにもかかわらず、いろいろな感情が交錯するのです。
「なんでわざわざこんなに歩いているんだろう?暗くて足元さえ十分に見えないし。カッパのせいで少し暑いけど、海風強すぎて寒い。でも足が出れば進む、がんばれ自分。いや、でもでもでもとにかくしんどすぎて…」
苦しくて、つらくて痛くて。もう歩きたくないとも思いつつも、足は止めたくない。自分でもわけがわからず、半ベソをかきながら歩く歩く歩く。
やっとこさ途中のチェックポイントへと辿り着き、気持ちも落ち着きます。座る事さえままならず、横たわるので精いっぱいといった状態でした。
闇の区間をなんとか超え、満天の星空に感動している間に日も昇り始める時刻となります。
久しく浴びる朝日に高揚し、足の動くペースは速まるばかり。しかしながら、調子に乗りすぎたこともあり、その後徐々に失速したりも。それと同時にゴールが徐々に現実的となり始め、あと20km、あと10km…と残りの距離を刻みます。
残りあと3kmとなったときには、ただひたすらにゴールだけを見据え、最後の力を振り絞って手を振り足を出し、声をかけながら進みます。
そしてなんとかゴール!
26時間38分にて100kmを歩ききることができました。これも、一緒に歩いた方々はもちろんのこと、サポーターとして最後まで明るく励まし続けてくれた方々や、応援をしてくれた方々の支えあってこそだと感じています。
ありがとうございました!
<つづく>
言葉の綾って。
ハルカです。
先日上野にて、あんみつを食べました。かなりの名店と聞き、初めて向かいましたが、これが本当においしくておいしくておいしくてたまらない。毎週通おうかと思うも、我に返ると「初任給がまだだな」と。いざその日が来たとしても、かなり非現実的だとは、重々承知しております。
そして、前回のブログでもお伝えした通り、週ごとに他部署でのお手伝いをしているハルカです。現在は営業部。やわらかい入れ歯・コンフォートをより一層広く知ってもらうため、営業部の方々は日本全国を飛び回っています。また、医療関係に留まることなく、あらゆる方面へのアプローチをもしています。
その営業部の方の後を追い、外出をしたある日のこと。
この日は、歯科医院さんにて勉強会を開催し、コンフォートについてより詳しく知ってもらおうということでした。その医院さんは、コンフォートとは「はじめまして」の方々。コンフォートとは何か?どのような効果が得られるのか?患者さんからどのような声をもらっている?等、詳しくも簡潔に営業さんが熱弁します。
そして勉強会中、営業さんは
「コンフォートの特徴の一つとして『薄くて柔らかい』という点が挙げられます。」
とのことでした。
「入れ歯」は薄い方がよい。
このように聞き、おおよその見当をつけることは可能ですが、実際、入れ歯を使ったことのない者では、そのメリットを十二分に理解することは、簡単とは言えません。そんな中、営業さんは、
「口の中に髪の毛が一本でも入ると違和感を覚えることとかありませんか?実は、入れ歯も同じなんです。薄さによって違和感を最小限に抑え、且つ柔らかく、安定させることによって、快適に入れ歯を使ってもらえることができるのです。」
なるほどな!
ピンっとアンテナが立つようにコンフォートの利点を認識することのできた瞬間です。ただただ純粋に「営業さん、すごいな」と感じました。これまで、入れ歯屋の仲間たちに、ありとあらゆる名を勝手につけてきたハルカですが、この感動を営業さんの名前で表現するとすれば、
営業部・歩くコンフォートさん
今後ともよろしくお願いします、歩コンさん!
それはそうと、明日4月22日からの2日間は、入れ歯屋の年間イベントが開催されます。とはいっても、外部で開催されるイベントに、入れ歯屋から数名が参加するという形をとり、ハルカも参加の対象者。そちらがなんと、「鬼の100kmウォーク。」
入社前より、このイベントへの参加は伝えられていましたが、つい1週間ほど前までは、絶望感に苛まれ続けていました。社長からは、「腹決めようぜ」と言われるも、「さすがに今回ばかりは決められぬ!」と。
しかしながら、改めて考えると、「どうせ歩かなければならないことに変わりはないし、それなら、正気を失った状態で当日を待つより、楽しみにしていた方がいいじゃないか」と自らケロッと気付く始末。
ということで、「わくわく入れ歯ハイキング~100km編~」行ってきます!
<つづく>
新入社員のハルカです。
ハルカです。
先日見た夢は、「入れ歯屋のある歯科技工士さんが、パッションフルーツの果汁でコンタクトレンズを洗う」といったものでした。目に沁みそう。
さて、早いもので、入社してから既にニ週間が経過。
ちなみにハルカは、先日の入社式にて海外事業部への配属が通告されました。タイでの一件もまだまだこれからということもあり、大きく驚くことも無いといえば無いし、あるといえばある、かもしれない…。
入社後のはじめの一週間は「新人研修期間」と称し、社長をはじめ、社内のたくさんの方と顔を合わせます。その期間中は、社長から入れ歯屋の変遷やその思いを聞いたり、外部のセミナーにてビジネスマナーを学んだり。また、社内すべての部門へとインタビューをし、働くとは何かを考え、また再びインタビューに回り。改めて考えると、すべての部門の方のお時間をもらい、自分の気になることを直接聞くことができる機会は、なかなか経験できないことだと気づきました。
そして、研修期間も最終日となった金曜日のこと。
その日は、朝から「今日が終われば休みだ!」と意気揚々と布団から起き上がり、改めて気合を入れ直した上でオフィスへと足を運びました。研修も今日で終わるし、翌週からは少しずつといえど、海外事業部としてまた新たにスタートを切る。その準備のためにも、残りの研修も全力で取り組もう!と、ドキドキソワソワし、研修も終わりに近づいたその時。社長がこちらへやってきました。
「ハルカについてはもうしばらく教育期間継続で。」
出た!
社長からの、いつもの通り唐突な指令、そろそろ慣れ始めた気がしなくもなくもない。
コンフォートのこと、入れ歯のこと、会社のことをより深く知り、海外とのやり取りでも生かせるようにと「生産管理」でのお手伝いをせよ、とのことでした。
よく考えると入れ歯のこと・コンフォートのこと・会社のこと、より近くで見ることができる機会をもらえたということもあり、正直ラッキー。
そんなわけで、入社後第二週目は「生産管理」という部署でお世話になりました。
実際に行ったのは、
入れ歯を受け取り、入れ歯を出し、入れ歯の写真を撮り、入れ歯を見つめて入れ歯について話を聞きながら入れ歯の勉強をし、その合間にコンフォート入れ歯をつくり、入れ歯を梱包して、…といったもの。そのうち、こちらがやりかけコンフォート。
ヘタクソハルカのミスも、技工士さんの技術によって美しく覆い隠されています。
これまで「入れ歯屋」と関わりを持ちつつも、さすがにここまで入れ歯の近くに居続けたことは初めてだと感じました。つい、街中にある半円の形をしているものが、ぼんやりと入れ歯に見えてくるほど。
そんなこんなで生産管理のお手伝いを終え、今現在は営業でのお手伝いへとシフトしました、ハルカです。
ぴえー
<つづく>