ただいま!
ハルカです。
ブログの帰国編を投稿せずに放置していたところ、多くの方から「まだタイにいるの?」と聞かれるようになりました。ただ更新を怠っていたにすぎず、とっくに帰国しています。寧ろ、釜山でマッコリを飲み、お腹を壊していたほどです。
その後、タイでのお役目を終えたハルカとハイスペさんは、バンコクの空港・スワンナプーム空港のチェックインカウンターにいました。
今回のタイ出張で出会った4人の患者さん(うち2人はまだ調整中)とは、しばしのお別れ。我々は一度日本へと帰国し、日本の技工士さんに柔らかい入れ歯・コンフォートの加工を行ってもらいます。そして、新たなコンフォート付き入れ歯を持参し、再びタイへ訪問、直接患者さんの下へと届ける予定です。
タイでの企画をすべて終えたわけではないものの、滞在中のアクシデントのお陰で、既に大きな達成感を感じていました。あとは無事に帰るだけ。そう思いながらチェックインを終え、時計を見ると、
7:35
我々のフライトは8:00。その2時間ほど前に空港へ到着したはずなのに、チェックインを終えたのはフライト約30分前。確かにカウンターに長蛇の列はできていたけれど、ここまで時間がかかったことは過去に一度もありません。グランドスタッフの方の声もどこかしら焦っているかのよう。
どうやら「さすがにまずい!」ということで、ゴールド会員の保安検査場へと案内されます。そのままそわそわと税関を通過。
タイでの任務は無事に遂行したにもかかわらず、
飛行機に乗り遅れてゲームセット!
洒落にもなりません。
走って走って疲れて歩き、再び走って、の繰り返し。自分なりの全力ダッシュの結果、フライト5分前になんとか搭乗。
「あとは飛行機が無事に飛んでくれれば大丈夫」と飛行機に乗れたことに安心しかけたその時、
会社へのお土産、買い損ねた!
最後の最後まで破茶滅茶で、ネタに尽きない第一次タイ出張はこれにて終了です。
<つづく>
これは運命?
ハルカです。
タイ滞在中のホテルに「コンフォート」の文字を発見しました。数ヶ月前まで通っていた自動車免許の教習で乗っていた自動車も、確かコンフォートだったなと思い返しつつ。
さて、タイでの最重要課題「街中で探した入れ歯の人に、柔らかい入れ歯・コンフォートにしてもらう。」そろそろ終盤かと思いきや、患者さんからのドタキャンという思わぬ展開に見舞われたハルカ達。
時は少し遡り、公園で入れ歯に困っている人を探していたときのことです。
「コンフォートにしたい!」というおばあちゃんと我々が話しているうちに、そのお友達が集まり、目標定員に達しました。
早々と集まり、歓喜に満ち溢れる場面ではありますが、一点、大きな不安要素があったのです。
その集まってきたお友達のうち、あるおばあちゃんは、歯が一本ずつ上下合わせて4本ほど抜けている状態でした。つまり、一本の入れ歯を装着するということ。
しかしながら、一本の入れ歯のケースは社内では未だ準備段階(?)のようで、できるのかどうか不確実。急遽、日本の本社と連絡を取り、写真や通話を駆使し、状況を伝えます。
その結果、ハイスペさんの迅速な対応もあり、「OK」が出ました。今後、日本でも応用していくことができる症例でもあり、是非やってみようとのこと。一本入れ歯のおばあちゃんも、コンフォートを試します!
そして、クリニックでの診察の日。
前回までの流れから、ドタキャンされないだろうか?ちゃんと来てくれるのか?と不安で不安で仕方がありません。
定刻、15:30。
一本入れ歯のおばあちゃんが来院しました。まずは、予定通り来てもらえたことに改めてお礼を伝え、診察を開始。ポン先生が、逐次おばあちゃんとの会話を私へと伝えてくれます。その中で、
「公園で紹介されたあの日、ちょうど入れ歯が壊れてしまっていたの。」
と、おばあちゃん。
普段使っていた入れ歯が壊れ、不便を感じていた矢先、公園にて私たちに出会ったと言うのです。ある種の運命さえも感じました。
無事に診察も終え、なんとか1日やりきったという感情に溢れるばかりです。キャンセルの出てしまった患者さんについては、今後とも対応が必要ですが、タイにてできることはこれにて終了。
このスタートダッシュの勢いを失わず、今後とも頑張ります!
<つづく>
想定外の大波
ハルカです。
ハイスペさんは海外へ来ると、フルーツのフローズン系飲み物をよく注文する傾向があるそうです。確かにおいしい。
さて、カムバックした患者さんの診察を終え、少し落ち着いたハルカ。しかし、いくら待てど1人目の患者さんが来ず、さらなる不安がハルカ達を襲います。
すると、クリニックの電話が鳴りました。受話器を置いたポン先生がこちらへやってきます。
今日来る筈の4人のうち、1人目の予定だった患者さんが、「膝が痛くなったので行けない」との連絡が入ったとのこと。
予定時刻を回っても姿を現さないことから、嫌な予感はしていました。しかしやはり…。
てもここで気を落としてはいられません!
まだ2人の患者さんが残っている気を改めたその時、再び電話が鳴ります。
「予定が入ったので、今日行けません。」
うわー!
嫌な予感が当たり、現実から目を背けたい気分。
いまからまた公園へ行くのか?それともショッピングモールで探す?いやしかしそれはダメだと言われたし。通訳さんもいないし、日本人街へ繰り出すべきか?
あたふたせずにはいられません。その様子を心配したポン先生が一緒に対応を考えてくれました。
そして今後、ポン先生を通じて別日程での診察が行えるかどうか、確認をしてみるということでなんとか落ち着く。
海外にいるからこそ、「万が一」を想定して行動せねばと感じさせられた出来事でした。
予定ではもう1人患者さんが来るはずですが、果たして!?
<つづく>